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「ミトマは極上の選手」ユニオン監督が絶賛。三笘薫、衝撃ハットトリックで大逆転!日本代表MF伊東純也にも言及

三笘薫。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

数的不利の後半に0-2から達成、スランに4-2勝利。

[ベルギー1部 11節] ユニオン 4-2 スラン/2021年10月16日16:15(日本時間23:15)/スタッド・ジョゼフ・マリアン 

 ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属している東京オリンピック日本代表FW三笘薫が、RFCスラン戦で0-2とリードされた後半から投入されると、数的不利にもかかわらずプロ初のハットトリックを達成。4-2の大逆転勝利に導いた。

 2点をリードされて、しかも45分に一人退場。絶望的と言える状況下、後半から左MFで投入された三笘が持ち味の圧巻ドリブルから幾度となく敵陣を切り裂いて3ゴール! チームに劇的な勝利をもたらした。

 ユニオンのフェリス・マッズ監督は試合後の記者会見で、次のように三笘の活躍を喜んだ。

「ミトマは極上の選手です。8月に加入し、言葉と文化に慣れ、試合に出るまで時間がかかりました。今日、彼がユニオンにとってとても役立つ選手であることを示してくれました。テクニックの面でも脅威の面でも、とてもクオリティの高い選手です」

 マッズ監督は2019年に率いたRCゲンク時代、伊東純也と同じチームだったことを回顧し、次のように語る。

「監督は、日本人のメンタリティを理解しなければいけません。ゲンクでは伊東純也、ここでは三笘と一緒に働いてきました。彼らは一切不平不満を言いません。

 データ(結果)によって示す選手たちです。常に前向きで、文句など言わない。三笘は自分の資質を把握しているだけに、(他の選手であれば)試合に出られないことでネガティブな態度をとっていたかもしれない。しかし、むしろそうした状況を前向きに捉え取り組んできてくれました」

 そのように指揮官は、今回の活躍を喜んでいる。一方、首位をキープしたものの、前半だけで2失点を喫した戦いぶりには「謙虚さの欠如、自信過剰の表われかもしれません」として、改善の必要性を強調している。

 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCから期限付き移籍中の三笘は今季リーグ戦では最長の45分間プレー。5試合・3得点・1アシストで、これまではいずれも途中出場である。そろそろ……初先発の期待も膨らむ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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