岡山対横浜FCが一部停電で中断に! W杯会場の明るさの条件は?
写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ACLは2021年から1800ルクス、決勝2000ルクスに。
[J2 19節] ファジアーノ岡山 0-0 横浜FC/2018年6月17日/シティライトスタジアム
一進一退の攻防が続くなか、後半に入った55分頃にシティライトスタジアムのメインスタンドの一部の照明が消えてしまったため、上田益也主審が一旦試合を中断。両チームの監督に確認をとったうえで、試合を再開した。
勝点1差に拮抗する暫定6位・岡山と9位・横浜FCの対戦は、いずれも上位を狙うために勝利を欲し、前線へ積極的にボールを集めてゴールを狙う。しかし守備陣が踏ん張り、得点を許さず。5分間という長いアディショナルタイムには、横浜FCの野村直輝の決定的なシュートが岡山のGK一森純に阻まれるなど……、結局スコアレスドローに終わった。
「Jリーグ規約」の29条スタジアムの6項では、「照明」について次のように記されている。
照明装置については、下記の通りとする。
① J3を除く公式試合を開催するスタジアムには、ピッチのいずれの箇所においても1500ルクス以上の照度をもつ照明装置を設置し、明るさを均一にしなければならない。
② J3クラブが主管する公式試合を開催するスタジアムには、ピッチのいずれの箇所においても1500ルクス以上の照度をもつ照明装置を設置することが望ましい。
③ Jクラブは、スタジアムの照明装置の故障を未然に防止し、かつ、故障箇所をすみやかに修理するための措置を講じるよう努めなければならない。
開催中のFIFAワールドカップ(W杯)の会場は、照度2000ルクス以上が主要条件に含まれる。日韓大会開催時の2002年は1500ルクスに設定されていた。
また、アジアサッカー連盟(AFC)はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の会場について、2021年から1800ルクス、同決勝は2000ルクス以上を新たな条件に加える。
文:サカノワ編集グループ