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カターレ富山が石﨑信弘監督を解任、小田切道治ヘッドコーチ昇格「課題が昨年から大きく改善されていない」

トピックス・ニュース, Jリーグ

J3カターレ富山

サカノワスタッフ

カターレ富山のエンブレム。(C)SAKANOWA

現在5位、2位鹿児島・3位松本とは8ポイント差。

 J3リーグのカターレ富山は9月19日、石﨑信弘監督を解任し、後任に現ヘッドコーチの小田切道治氏が就任すると発表した。

 石﨑監督は昨シーズン(4位)から率いて2年目。17日の25節アスルクラロ沼津戦での敗戦(●0-1)を受けて、クラブは指揮官退任を決断した。

 富山は残り9試合の段階で、45 14勝3分8敗(35得点・30失点)の勝点45で5位。昇格圏の2位鹿児島ユナイテッド(3位の松本山雅FCと同勝点)とは8ポイント差だ。

 クラブは「今般の戦績を会社として掲げた『J2復帰』に照らし合わせれば、到底看過出来るものではないこと。また、サッカーの内容に見る課題(詳細は差し控えます)が昨年から大きく改善されていないこと。そして、J2復帰に向けて順位・競技試合数が限界に来ていることから、監督の交替に踏み切ったものです」と、監督交代の理由に触れている。

「一方で、90分戦えるフィジカルを作り上げ、結果には必ずしも結びつきませんでしたが、軸のしっかりしたスタイルを構築された功績は、決して色褪せるものではありませんし、最大限の感謝と敬意をお伝えしたいと思います」

 また小田切ヘッドコーチの昇格について、その理由を次のように伝えている。

・J3カテゴリーでは報酬面も含め限定されること。
・ある程度出来上がった型を持っているチームに対し、良いところは継続しながら課題となっている病巣を根治する処方箋を持っていること。
・現在籍選手の長短所を熟知し、それに応じた起用や指導がなされること。
・相手チームのスカウティングに則った戦略、戦術の選択が出来る柔軟性を有していること。
・戦い方や練習内容、強度、日常管理について、強化部とベクトルが合っていること。
・リバウンドメンタリティ醸成に長けたモチベーターであること。

 テクニックとパス、そこにスピードの要素を加えた総合力が、富山の武器でありカラーと言えた。近年はショートカウンターの色が濃くなりつつあった。成績を求めるが故に、何かを失っていないか。新指揮官とともに、富山のアイデンティティを改めて見出す戦いの始まりにもなる。

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