【W杯日本代表】高校、大学、Jユース…出身ランキング 1位「10人」は?
高校か、Jクラブユースか。W杯日本代表の出身者数の1位は? 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
プロ入り直前プレーしていた所属先は? 2010年南アW杯から3大会で比較。
FIFAワールドカップ・ロシア大会を戦う日本代表23人は、どのようにプロになったのか――?
プロ入りする前の出身者数を、Jリーグのクラブユース(Jクラブユース)、クラブユース(J以外のクラブユース)、高校、大学、それぞれまとめた。2014年、10年大会と比較して変遷を追ってみる。
今大会の23人の出身は、1位が高校の10人(2014年比ー1人)、2位がJクラブユースの9人(同±0)、3位が大学の3人(同+1人)、そしてクラブユースが1人(同±0)。
前回2014年のブラジルW杯から、高校と大学で一人の増減があっただけで、ほとんど変化は見られなかった。そういった点も、2014年のブラジル大会とメンバー構成が「似ている」と言われる所以だろう。
一方、2010年南アフリカW杯は、1位が高校の16人、2位がJクラブユースの4人、3位が大学の3人、クラブユースはゼロだった。
高校出身勢力が”圧倒的”だった8年前と比較すると今大会は、高校出身が-6人、Jクラブユースが+5人。Jクラブユース出身選手が急進していることが分かる。
Jクラブユース出身が高校出身を上回る”逆転”は今回ならず。ただハリルホジッチ前体制下でも時々、Jクラブユースが最大勢力になっことはあった。例えば昨年12月開催のE-1東アジア選手権では、Jクラブユース10人、大学7人、高校6人だった。
全国32都道府県に54のJリーグクラブがあり、Jクラブユースの裾野は拡大されている。東口もG大阪ジュニアユースから、洛南高、福井工大、新潟経大を経て新潟入り。そのように一度はJ下部組織を経験している。次回、2022年はJクラブユース組が1位になるのは、必然の流れか。
文:サカノワ編集グループ