VARも驚くスーパーアシスト三笘薫「もう一つ歴史を作る」。日本代表の切り札、W杯スペイン戦でプレスでも貢献し2ゴールもたらす

決勝トーナメント１回戦で対戦するクロアチアについて「世界的に有名な選手が多くいる」と警戒。狙う展開は――。

[カタールW杯 Ｅ組 第３戦] 日本代表 2-1 スペイン代表 ／2022年12月１日22:00（日本時間２日4:00）／ハリーファ国際スタジアム

　カタール・ワールドカップ（W杯）グループＥの第３戦、日本代表が2-1でスペイン代表に劇的な逆転勝利を収め、同組１位でベスト16進出を決めた。

　三笘薫（ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC）は、後半開始から3-4-2-1の左ウイングバックで出場。森保ジャパンの切り札として３試合連続で起用され、プレッシングから堂安律の同点弾を引き出し、さらにゴールラインぎりぎりのクロスから田中碧の逆転ゴールをアシストしてみせた。

　三笘は試合後のフラッシュインタビューで、「（前半について）予想通りの展開。自分たちのプラン内で進んでいたので、０‐１でOKだと思っていました。後半勝負だと思って準備していました。１点ほしい状況で、行くところはしっかり前から行きました」と振り返った。

　逆転ゴールは長い時間、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー）のチェックのため中断された。ボールが完全にラインから出ているとアウトになるが、VARが介入しても難しい判断に。複数のカメラからボールはライン上に残っていると判定され、ゴールが認められた。

　ドイツ代表、そしてスペイン代表から掴み取った２勝について、三笘は次のように価値を感じ取っていた。

「これまでのワールドカップの中でも大きな２勝だと思います。次の勝負でベスト８に行ければ、もうひとつ歴史が作れます。もう一度、みんなで集中し直したいです」

　日本は日本時間12月６日零時（現地５日18:00）から決勝トーナメント１回戦、クロアチア代表との対戦が決まった。FIFAランキングはクロアチア12位、日本24位。

「（クロアチアについて）個々のクオリティが高く、世界的に有名な選手が多くいます。カウンター（の武器）を持っていて、我慢する展開になると思います。今日のような試合をして勝ちたいです」

　そのなかで三笘自身は、「スペースがある時に自分で運んでアシストするなど、チャンスメイクはできるので、そうしたところを見てほしいです」と、“新しい景色”へ、ここからさらに突き抜ける！

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