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【鹿島】万感の拍手に迎えられた昌子源「こうして皆さんの前に立てるとは思わなかった」、負けたくない対戦相手に挙げたG大阪以外の2チームとは?

昌子源。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「鹿島を体現できる選手」として名前が挙がり、「すごく嬉しかった」。

 J1リーグの鹿島アントラーズが1月15日、鹿嶋勤労文化会館で2023シーズンの新体制発表会を行った。来場した約500人のサポーターから万感の拍手を受けて登場した、ガンバ大阪から復帰した日本代表DF昌子源は「こうして皆さんの前に立てるとは正直思っていませんでした」と語り、再び“アントラーズといえば『共闘』”と、ともにいろんな感情を共有し合いながら戦ってほしいと呼び掛けた。

 植田直通とともにステージに立った昌子は「ただいま!」と言い、鹿島に復帰できたことを喜んだ。

「4年ぶりに帰ってきました。対戦相手としては何度か来ていましたが、皆さんの前にこうして立てるとは正直思っていなかったので、僕自身嬉しく思っています」「育ててもらったクラブなので、このユニフォームとエンブレムは特別に感じています」

 そのように新ユニフォームを着た昌子は、気持ちを引き締めていた。

「新しい鹿島をつくるなか、吉岡宗重フットボールダイレクターから、鹿島を体現できる選手が必要だと言っていただき、そこにナオ(植田)と自分の名前が挙がったのは、すごく嬉しかったです。それに応えられるように、皆さんとともに戦いたいです」

 そう語る30歳になったセンターバックは鹿島へアウェーで来た時に「共闘の横断幕」が、改めて印象に残ったそうだ。

 1月8日の練習で右ヒザの内側側副靱帯を損傷し、現在はリハビリ中となっているが、1日も早く治したいと言い、「一緒に戦えるように頑張りたいと思います」と呼びかけた。

 またサポーターからの質疑で絶対に負けたくない相手は? という質問に、昌子は「ガンバと答えるだけではありがちになってしまうので……」と、あの2チームを挙げた。

「移籍を報告したガンバの若手の何人かの選手から、『ゲンくん、絶対に試合で抜きますから』と連絡があり、試合になった時のほうが僕は手強いぞとは伝えました」

 そのうえで、さらに横浜F・マリノス、川崎フロンターレの2チームを挙げて、「昨年すごく強かったですし、完成されているチームだと、対戦していて感じました。その2チームにダブルを食らわせたいです」と、Jリーグを代表する“2強”を特別視し、ライバル心を燃やしていた。

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