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浦和へ加入“合意”のギアクマキスは負傷欠場、移籍巡りポステコグルー監督「なんでもかんでも散財しない」

セルティックのギアクマキス。(Photo by Ian MacNicol/Getty Images)

「ケガをしていなければ試合に参加していた」

 J1リーグの浦和レッズへの移籍でクラブ間合意に至っているスコットランド1部セルティックFCに所属するギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(Georgios Giakoumakis)だが、1月18日に行われたスコットランド1部リーグ22節のセント・ミレンFC戦(〇4-0)をケガのため欠場した。

 移籍情報を専門とするジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は17日、浦和とセルティックがトータル400万ユーロ(約5億5000万円)で「クラブ間合意」に達したとレポート。一方、ギアクマキス個人との条件面の話し合いが続いていて、さらにここに来て、メジャーリーグサッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドFCが獲得を目指しているとも伝えていた。

 そうしたなか18日の試合は欠場。『デイリー・レコード』によると、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は試合後、次のようにギアクマキスの移籍についての質問に答えたという。

「私は目の前のことに集中するだけです。彼は今夜まだ在籍しているのですから、本人に聞けばいいでしょう。我々のセットアップの一人であり、私は無暗になんでも散財するようなことはしません。彼はケガをしていなければ試合に参加していたでしょう」

 そのように現場を司る指揮官として、ギアクマキスは戦力であり、スカッドの一員である以上、必要に応じて起用する方針を示している。セント・ミレン戦は、古橋亨梧の2ゴールなど4-0で快勝を収めた。ただ連戦が続くだけに、ギリシャ代表FWも計算の立つストライカーとして重宝していることが伺える。

 28歳のギアクマキスは2022-23シーズン、これまでリーグ19試合・6得点・1アシストなど、公式戦通算31試合・10得点・1アシストと二桁ゴールを記録。先日のスコティッシュカップ準決勝キルマーノックFC戦では、途中出場から試合終了間際にゴールを決めた。ギリシャ代表としても11試合・2ゴール。

 またフランスメディア『レキップ』は12日、フランス2部FCジロンダン・ボルドーFCが、ギアクマキス獲得に向けて移籍金250万ユーロ(約3億5000万円)から300万ユーロ(約4億1000万円)の条件でオファーしたとも報じていた。

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