激闘制す!アーセナル冨安健洋がサカ弾の起点に。マンチェスター・Uとの大一番3-2逆転、首位しっかりキープ
アーセナルの冨安健洋がマンチェスター・Uのラッシュフォードを抑えて、逆転勝利に貢献!(Photo by Catherine Ivill/Getty Images)
後半開始から右サイドバックに入り、ラッシュフォードとマッチアップ。
[プレミアリーグ 21節] アーセナル 3-2 マンチェスター・U/2023年1月22日16:30(日本時間23日1:30)/エミレーツ・スタジアム
イングランド・プレミアリーグ21節、注目のアーセナルFC対マンチェスター・ユナイテッド戦、アーセナルの日本代表DF冨安健洋が1-1で迎えた後半開始から右サイドバックで途中出場。するとサイドで起点となり、ブカヨ・サカの勝ち越しゴールをお膳立てしてみせた。見応えあるゲームは試合終了間際のエディ・エンケティアのこの日2点目のゴールで、ホームチームが3-2の逆転勝利を収めた。
首位アーセナルと公式戦9試合でストップしたものの好調なマンチェスター・Uが激突。17分、ユナイテッドがカウンターから持ち込み、最後はイングランド代表MFマーカス・ラッシュフォードがチーム1本目のミドルを決めて、先制点をもたらす。
そのあと24分、文句なしの崩しから、エンケティアがヘッドで決めて、ホームチームが追い付く。
そして1-1で迎えた後半開始から、ベン・ホワイトと代わって冨安が右サイドバックに投入される。
53分、右サイドに張り出した冨安がポイントとなって、サカへ。DFも冨安に引き寄せられ、中央へ持ち込んだサカが左足を振り抜きファーに突き刺した。
しかし59分、コーナーキックからGKアーロン・ラムズデールと冨安がやや交錯。そのこぼれ球を、アルゼンチン代表リサンドロ・マルティネスがヘッドで押し込み、マンチェスター・Uが2-2とする。
その後、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCからアーセナルに電撃加入したベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが、ガブリエウ・マルティネッリと代わって途中出場する。この交代が分水嶺に――。
アーセナルが敵陣で試合を進め、反撃に転じたユナイテッドもチャンスを作り出すなど、最後まで白熱した攻防を展開する。
そしてユナイテッドが時間稼ぎを始めていた89分、その“弱気”をアーセナルは見逃さなかった。
さらに攻勢を強めるアーセナルは、トロサールの持ち運びから、オレクサンドル・ジンチェンコが左サイドからクロスを放つ。これをマルティン・ウーデゴールが流し、最後はエンケティアが後ろ向きで押し込み、3-2と再び勝ち越し! そのまま逃げ切ったホームチームが、大きな勝点3を掴んでみせた。
冨安は今季リーグ15試合目の出場。今年に入り最長のプレー時間を得て、マッチアップしたラッシュフォードに仕事をさせないというミッションを遂行して、勝利に大きく貢献した。
アーセナルは16勝2分1敗で勝点50に乗せて、首位をキープ。1試合消化の多いマンチェスター・シティとは勝点5差だ。