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ギアクマキスの移籍先は“浦和以外”か。ギリシャ代表監督が爆弾発言?「最初は日本だったが、今はMLSだと聞いている」

セルティックのギアクマキス。(Photo by Ian MacNicol/Getty Images)

セルティックのポステコグルー監督は「彼のバックグラウンドでいくつか進んでいる」と、移籍決定が近づいていると仄めかす。

 J1リーグ浦和レッズへの移籍で「クラブ間合意」に至ったと報じられてきたスコットランド1部セルティックFCのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(Georgios Giakoumakis)の動向を巡り、新たな“注目発言”があった。今度はギリシャ代表のグスタボ・ポジェ監督が1月22日、『スコティッシュ・サン』の取材に対し、ギアクマキスはメジャーリーグサッカー(MLS)への移籍を考えているようだと語ったのだ。

 185センチある28歳のギリシャ代表フォワードは負傷から試合前日練習に復帰したものの、1月21日、スコティッシュカップ4回戦グリノック・モートンFC(スコットランド2部)戦を欠場した(古橋亨梧の2ゴールなど、5-0勝利)。これで2試合連続メンバー外で、移籍が近づいていることを予感させている。

 すると横浜F・マリノス前指揮官であるセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が試合後、『BBC』の取材で改めてギアクマキスについて、「彼のいくつかのことが、バックグランドで進んでいます」と、移籍に絡んでの“欠場”だったと仄めかしていた。

 そうしたなかポジェ監督が自身の考えとして、次のように語る。

「ギオルゴスは強力なキャラクターを持っていて、100パーセントの力を発揮してくれる。だからセルティックでも人気があると思う。しかし今季はレギュラーとしてプレーできていない。彼はもっとプレーしたがっていると思う」

 そのうえで、次のように自身の得た情報を口にしている。

「最初彼は日本のチームと契約すると聞いていたが、今そのチームはMLSだと聞いている」

 浦和ではなく、噂に出ていたMLSのアトランタ・ユナイテッドFCへの移籍が近づいているようだ――と言うのだ。

「私はいつも、どの選手にも良い決断をしなければならないと意見を伝えています。彼は世界のどこにいようと、ケガの問題さえなければ、(ギリシャ)代表チームに入るでしょう」

「彼のことはとても好きで、ギリシャ代表の重要なメンバー。彼が自分と代表チームのため、正しい決断を下すことを願っているよ」

 そのように代表チームの指揮官はエールを送っている。

 となると、ギアクマキスの浦和移籍に関して、現状では次の二つが考えられる。

・移籍金などの問題をクリアして「クラブ間合意」に至っているものの、本人がヨーロッパやMLSなど、浦和以外でのプレーを希望。そのため発表が遅れ、別のオペレーションが進んでいる。

・浦和への移籍は内定していて、例えば2月1日からの契約になるため、あとは両クラブからの発表を待っている段階。

 ギアクマキスは今季リーグ19試合・6得点・1アシストなど公式戦トータル31試合・10得点・1アシストを記録。ギリシャ代表11試合・2得点。

 これまでのところ、MLSのアトランタがこのセルティックのFW獲得を検討していると報じられ、他にスペイン1部のカディスCF、フランス2部FCジロンダン・ボルドーFCが正式オファーを出していた。