【浦和】興梠慎三、軽快な動きからシュートも突き刺す「僕が新しく来た選手みたいな感じなので、頑張っています」
浦和の興梠慎三。(C)SAKANOWA
約300人を前に公開トレーニング、「温かく歓迎されて嬉しかった」。
J1リーグの浦和レッズが2月6日、大原サッカー場でファン・サポーターに練習を公開した。今季北海道コンサドーレ札幌へのレンタル移籍から復帰したFW興梠慎三が練習後に取材に応じて、2023シーズンへの意欲を示した。
週明け約300人のファン・サポーターがマチェイ・スコルジャ新体制の初めて公開されたトレーニングを見守った。36歳のストライカーは「温かく歓迎されたので嬉しかったです」と喜んだ。
また、これまでのチーム作りについて次のように語る。
「キャンプでは守備の練習が多かったですが、開幕に向けて攻撃の形のメニューが増えてきています。この間の練習試合(いわきFC戦)ではなかなかいい攻撃ができなかったので、開幕までまだ時間があるので、そこでしっかり攻撃の形を作っていきたいです」
「チャンスを多く作ることが大切。まだみんなボールを失いたくないので横パスが多い。縦パスを入れるための横パスなので、第一優先は縦パスだということを、まず頭の中に入れてやっていきたいです」
そして興梠自身のコンディションについては、「オフ期間はよく体を動かしてきたので、いいコンディションになってきています。あとはもっとクサビのパスを入れてきてほしいので、自分の特長をもっと知ってもらうためにも、言葉以上にピッチ上で示していきたいです」と語った。
チーム内はこの1、2年でメンバーも変わった。
「(若い選手は?)割と話してくれますよ。ただ、(浦和ということで)懐かしい感じはしないです。ここにいる人(メディア)のほうが変わらず懐かしい(笑)。僕が新しく来た選手みたいな感じなので、頑張っています」
また、残留が決まった岩波拓也について、「あいつも、もどかしい気持ちだったと思います。監督も新しく変わり、みんないちからのスタート。そこは誰も変わりません。戻ってきづらいと言っていたけれど、選手側はそんなことを思っていないので、いつも通り頑張ってほしいとは伝えました」と、共闘を楽しみにしていた。
スコルジャ監督のもと、浦和で通算10年目を迎える。練習では“らしい”ゴールを決めるなど軽快な動きを見せたFWは「全部の試合が大事ですが、その中でもここは絶対に落とせない試合で、気を引き締めてチーム一丸となってやっていきたいです」と開幕を楽しみにしていた。