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「埼玉から行き先変更」アトランタ公式が浦和レッズへ嫌味なツイート。ギアクマキスの移籍正式決定

「埼玉からアトランタへ行先変更」とギアクマキスの移籍を仄めかしたアトランタ・ユナイテッドの投稿。インスタグラム(@atutd)より

飛行機の動画とともに、「こんばんは、こちらは機長です――」。

 メジャーリーグ・サッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドFCは日本時間2月9日、J1リーグ浦和レッズと競合していたセルティックFCのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(Georgios Giakoumakis)を正式に獲得したと発表した。

 この発表を前に、アトランタの公式ツイッター(@ATLUTD)とインスタグラム(@atlutd)は浦和を皮肉る嫌味なツイートを発信した。

 飛行機が飛んでいる動画とともに、そのなかで機長(キャプテン)を真似て、次のように英語でアナウンスしている。

「こんばんは、こちらは機長です。この飛行機はわずかに行先を変更し、日本の埼玉に代わって、ジョージア州のアトランタに向かうことになりました。私たちは皆様の素敵な機内での時間を願っています。また、私たちのフライトをお選びくださり、ありがとうございます」

 話題になった「ハイジャック」のフレーズを生かしたもの。ただ、他者を不快にさせて笑いをとろうとする昔ながらの典型的なアメリカンジョークだ。

 ギリシャ代表ストライカーは一時、オランダで浦和のメディカルチェックを「パス」したことで、レッズ加入が秒読みかと思われた。

 しかし結果的に、ギアクマキス側はUCサンプドリア、そのあとにアトランタと「個人合意」したうえで交渉を進めていた。「家族の事情」を理由に、優先順位は当初から、とても流暢だという英語を生かせる欧米にあったようだ。

『スカイ』などによると、終盤にはアトランタが浦和の移籍金約5億円を大きく上回る約6億9000万円の条件を提示。さらにサラリーキャップ制の枠外となる特別指定選手として迎え入れる好条件で、この獲得合戦を決着させた。

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