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鹿島、大丈夫か!?水戸が新加入MF武田英寿のゴールなど2-0快勝│いばらきサッカーフェスティバル

競り合う水戸の武田英寿(右)と鹿島の鈴木優磨(左)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

村田航一も決める。序盤は強度で上回ったアントラーズだが…。

[いばらきサッカーフェスティバル2023] 水戸 2-0 鹿島/2022年2月12日14:00/ケーズデンキスタジアム水戸

 Jリーグ・プレシーズンマッチの「いばらきサッカーフェスティバル2023」、水戸ホーリーホックが今季加入した武田英寿と村田航一のゴールで鹿島アントラーズに2-0の勝利を収めた。

 立ち上がり、鹿島が球際のバトルで上回り優勢に試合を進める。しかし、その攻防に耐えたホームチームが敵陣の背後にできたスペースを突きながら次第に逆襲へ転じる。

 すると26分、それまで鹿島のプレスに苦しんでいた武田が、巡ってきたチャンスを見逃さなかった。スルーパスから抜け出すと、DFをブロックしながら左足でシュートを突き刺す! スタンドを満員に埋めたホームのサポーターへのあいさつ代わりとなる一撃で、待望の先制点をもたらした。

 すると、水戸の選手たちがこの1点で自信を得る。

 自陣からも丁寧にパスをつないで打開しようとする濱崎芳己新監督のスタイルを徹底。ピッチを広く活用しながら、状況に応じてサイドアタックも織り交ぜて攻撃に変化を加えていく。それまで勢いのあった鹿島だが、間延びしてプレスが組織的に機能しなくなっていった。

 選手を入れ替えていった後半、水戸がより優勢に試合を進める。51分、バイタルエリアを攻略したあと、右サイドを駆け上がった村田航一が鋭いシュートを決めて、2点差に広げる。

 一方、鹿島は知念慶が前線で覇気のあるプレーを見せ、随所で鈴木優磨や荒木遼太郎と絡んで脅威を与えた。それでもスタメンに抜擢された松村優太のショットがポストを叩き、終盤に投入された垣田裕暉(鹿島で最も好印象を残した)も決定機を作ったがシュートをGK山口瑠伊に止められるなど、最後までゴールを割ることができなかった。

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