【名古屋0-3鹿島】チャヴリッチがデビュー戦1ゴール1アシスト! 仲間隼人2発
鹿島のチャヴリッチ。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
知念慶もボランチで機能、藤井智也投入などポポヴィッチ監督の戦術的采配も的中。
[J1 1節]名古屋 0–3 鹿島/2024年2月23日18:00/豊田スタジアム
J1リーグ2024シーズンの開幕戦、鹿島アントラーズが新加入FWアレクサンダル・チャヴリッチの1得点・1アシスト、仲間隼人の2ゴールの活躍で、アウェーにて名古屋グランパスに3-0の勝利を収めた。
前半は名古屋が試合の主導権を握るものの、植田直通と関川郁万が固める鹿島ゴール前をなかなか攻略できない。すると19分、コーナーキックから植田のジャンプヘッドで競り勝って落としたボールを、仲間が駆け込み先制点をもたらす。
ハーフタイムを挟んでランコ・ポポヴィッチ監督は土居聖真を下げて藤井智也を投入。藤井が山中亮輔を敵陣に押し込もうという狙いだったが、その采配が的中。後半立ち上がり、藤井のクロスが逆サイドへ。そして安西幸輝のクロスをチャヴリッチがジャンプヘッドで合わせて、2点目をもたらした。
さらに62分、チャヴリッチが右サイドを持ち運んでのクロスを、仲間がヘッドで流し込み、試合を決定づけたと言える3点目をもたらした。試合終盤には右頬骨骨折から復帰した鈴木優磨が途中出場している。
鹿島は90分戦うなかで味方同士で常にコミュニケーションを取り合い信頼を深めながら勝利につなげた。知念慶のボランチでの機能、チャヴリッチの高さとスピードの活用法、ポポヴィッチ監督の戦術的な采配……懸念されていた点がむしろ”武器”になっていく印象を与える快勝劇となった。
一方、名古屋は序盤からカウンターに持ち込むと破壊力を発揮していった。しかしリードを奪われたあとは逆にサイドの背後を狙われる悪循環に陥り、反撃に転じ切れなかった。
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鹿島は次節3月2日のホーム開幕戦、カシマスタジアムでセレッソ大阪と対戦する。一方、名古屋も同じく3月2日、再びホームでFC町田ゼルビアと戦う。