【鹿島】鮮やか今季初ゴールのアルトゥール・カイキ「自分が考えていたより、もっといい選択肢に」。ピトゥカ、安西と完璧な崩し
鹿島のアルトゥール・カイキ。(C)KASHIMA ANTLERS
「今年たくさん得点を決める、その最初のゴールになってほしいですね」
[ルヴァン杯 GS1節] 柏 – 鹿島/2023年3月8日19:00/三協フロンテア柏スタジアム
鹿島アントラーズのブラジル人MFアルトゥール・カイキ(ARTHUR CAÍKE)が3月6日、先日の横浜FC戦での鮮やかな今季初ゴールを振り返り、さらに2日後のルヴァンカップ・グループステージ1節の柏レイソル戦に向けて抱負を語った。
J1リーグ3節の横浜FC戦では後半アディショナルタイム、前線から降りてきてのボールキープから起点になり、そのままゴール前へ駆け上がる。そしてディエゴ・ピトゥカ、安西幸輝を経て、クロスをカイキが鮮やかに突き刺した。
「ベンチスタートのメンバーは、試合を決定づける仕事が求められます。ベンチにいる時間の中で試合の流れから、相手の弱いところを探しています。そこをしっかり突けたことが、いい結果につながったと思います」
そう語るカイキは、最高の選択肢を見つけてくれたと、中央を持ち上がったピトゥカ、クロスを上げた安西に感謝した。
「流れからピトゥカ選手、安西選手とトライアングルを作り出し、最初はピトゥカ選手とのワンツーができるかもしれないとイメージしました。そこから安西選手を経由し、来日してからずっと自分を見てくれていたかのようなクロスを上げてくれました。
自分が考えていたより、もっといい選択肢を、ピトゥカ選手と安西選手が選んで、自分が仕留めるポジションに一気に入れたことが大きかったです」
来日3年目、6月で31歳になるカイキは「試合を決定づけ、勝利をもたらす1点になったことは嬉しいです。今年たくさん得点を決める、その最初のゴールになってほしいですね」と喜んだ。
途中出場でのカイキの活躍は、チーム力をぐっと押し上げる効果をもたらした。彼自身もいかなる時でも試合に出られる準備はできていると言う。
「外で見ている時は、自分の特長をこの相手にどのように生かすかを考えていました。ものすごくいい選手が揃っているので、必要とされた時、スタートだろうと、ベンチだろうと期待に応える準備をしています。スタメンの11人が安心できないようなポジション争いで、チームの底力を高い意識でこれからも示していきたいです」
そしてカイキは柏戦に向けて、「まず継続が大事だと思います。チームとして取り組んでいるものを継続し、連勝が求められるチーム。そのためにも、サポーターの方々に足を運んでもらって、皆さんの声援で後押ししていただければと思います」と決意を示した。