【セレモニー全文】浦和Lの猶本光が笑顔で「いってきます!」
浦和Lの猶本光がSCフライブルクに移籍。笑顔で「いってきます!」 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
SCフライブルクへ移籍。「また想像もつかない自分になるために、毎日サッカーに集中します」
[なでしこリーグカップ] 浦和レッズレディース 2-0 日テレ・ベレーザ/2018年7月8日/浦和駒場スタジアム
ドイツのSCフライブルクに移籍する浦和レッズレディースの猶本光が7月8日の日テレ・ベレーザ戦後のセレモニーで、大先輩の安藤梢から花束を受け取り、次のように挨拶をした。涙はなく、最後まで笑顔だった。
「浦和レッズレディース、背番号8番、猶本光です」
「この試合を最後にドイツのSCフライブルクに移籍することになりました。今日は皆さんにどうしても伝えたいことを話したいと思います」
「アンダー20のワールドカップで私を知り、そこから応援してくれている方も多いかと思いますが、当時はあまり実力もないのに取り上げられて『もう、止めてくれ!』と思ったこともありました。それでもここまでブレずにサッカーに集中できたのは、ここ(浦和駒場スタジアム)に来て応援してくれた皆さんがいてくれたからです」
「実は試合後のファンサ(ファンサービス)で皆さんと会ってお話をする時間はすごく楽しみにしていました。声を枯らして応援してくれるサポーターの方、仕事を休んで遠くから応援に来てくれている方、孫のように応援してくれているお爺ちゃん、お婆ちゃん、いつもサボテンをくれるサボテンおじさん、サインしてあげたらすごく喜んでくれる少年少女たち、そして観るたびに成長していて癒しをくれるちびっ子たち、勝ったときは一緒に喜んでくれて、負けたときは一緒に悲しんでくれて、頑張れと背中を押してくれて、ありがとうございました」
「これからまた新たなチャレンジが始まります。(アンクラス福岡から浦和に移籍してきた)6年前、今の自分になれるとは、まったく想像していませんでした。これからまた、自分でも想像できないような自分になるために、毎日サッカーに集中して、もっと成長していきたいと思います。これからも暖かく見守ってください。いってきます!」
文:サカノワ編集グループ