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【浦和】スコルジャ監督が酒井宏樹をキャプテンに指名した“唯一の理由”とは?「内に秘めたパワー」に期待

開幕のFC東京戦に向けて、オンラインによる記者会見に応じた浦和のマチェイ・スコルジャ監督。(C)SAKANOWA

FC東京との開幕戦、4-2-3-1を採用へ。

[J1 1節] FC東京 – 浦和/2023年2月18日14:00/味の素スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が2月16日にオンラインによる記者会見に臨み、いよいよ迎える2023シーズン、そして18日の開幕・FC東京戦に向けて抱負を語った。

 そのなかで、カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表のDF酒井宏樹をキャプテンに指名した理由について質問があった。ポーランドリーグのレフ・ポズナンで圧倒的な強さを見せて2021-22シーズンのリーグ制覇を果たすなど同国を代表する一人に挙げられる監督は、次のように理由を語った。

「この準備期間、選手を見てきて、キャプテンを任せられる能力のある選手は複数いました。昨季までキャプテンを務めた(西川)周作はとても人間性が良く、素晴らしい性格の持ち主です。非常にいいキャプテンだったと思います。ただ私のチームでのキャプテンは常にフィールドプレーヤーでした」

 指揮官は詳しく語る。

「試合中に熱くなっているところに最も近く、またレフェリーの近くにもいて、周りのサポートもできます。フィールドプレーヤーからキャプテンを選ぶ唯一の理由は、そこにあります。周作はキャプテンの時と変わらず、ロッカーからいいサポートをし続けてほしいと願っています。

 (酒井)宏樹は素晴らしい経験を積み、いいメンタルを持つ選手。彼のうちに秘めているパワーやエネルギーが、他の選手を生かせるようにと思っています。そういった理由から宏樹をキャプテンに選びました」

 そしてスコルジャ監督は、自身にとってのJリーグ初陣となるFC東京戦に向けて、次のように意欲を示した。

「Jリーグで迎える初戦を前に、興奮しています。私にとって新しい経験になり、今まで選手たちに浸透させてきたアイデアを実際にチェックする機会になります。私たちが準備してきた対策が良かったかどうかも分かります。リーグ戦で受けるプレッシャーのもと、選手がどのようにプレーするかを見る機会にもなり、そこではメンタルが非常に大事になるでしょう。それぞれが強いメンタルを持ち、強い集団を形成できているのかを知れます。とても興味深い試合になると思います」

 また指揮官はFC東京戦では、4-2-3-1のシステム採用を明言。トップ下には得点やアシストなどフィニッシュに直接的に絡んでいけるタレントを配置したいということだ。スタメン11人については「まだ決めていない」として、前日練習を終えたあと開幕戦メンバーを決断するということだ。

Posted by 塚越始

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