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【Jリーグ】開幕1か月、入場者数は昨年比145%に増加、コロナ禍前の91%まで回復

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

野々村チェアマン「スタジアムの空気は明らかに変わった」。J2・J3では、2019年より増加しているクラブも。

 Jリーグは3月28日に第3回理事会を行い、終了後に野々村芳和チェアマンによるオンラインの記者会見が行われた。開幕から約1か月が経ち、新型コロナウイルス感染症対策も大幅に緩和されたなか、リーグ全体で入場者数は昨年比145パーセント、コロナ禍前2019年の91パーセントまで回復したと報告があった。

 また、参戦しているクラブによって人数が変わる面はあるものの、特にJ2・J3のクラブでは2019年比でも100パーセントを越えているところが多いという。雨天などの影響も出ていたが、野々村チェアマンは「それぞれのクラブが様々な努力をしている結果が、序盤戦は出ていると思います」と手応えを得ていた。

 今季はクラブサポート本部を置き、4-50人のスタッフが地域のクラブと露出増加と観客増加に努めている。チェアマンは「このまま引き続き数字がしっかり伸ばせるようにやっていきたいです」とも語っていた。

 今後はマスク着用も個人判断になり、何より今シーズンから声出し応援が全席で認められるようになった。基本的にはコロナ禍前の応援スタイルに戻りつつある。野々村チェアマンは、スタジアムにより熱気を取り戻していきたいと意欲を示した。

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「昨シーズン序盤はまだ50パーセントの入場制限がかかっていたところもありました。その制限がなくなり、スタジアムのどこからでも声を出して、ほぼ通常の形で試合開催ができています。楽しさがだいぶ違ってくると思います。どのカテゴリーでも、スタジアムの空気は明らかに変わりました。その空気を楽しみに来てくれているファンも多いと思います。ようやくサポーターがサッカーの作品作りに参加できて、本来クラブが思っている作品を表現できつつあるので、それを楽しみに来るファン・サポーターも少しずつ戻ってきていると感じています」

 コロナ禍を経てイベントなど“ライブ”感を求めている需要はかなり多いと言われる。果たして、このままJリーグも人気回復となっていくか――。

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