【横浜F・マリノス】警察へ被害申告、チケット高額転売2人に30万円の罰金刑
横浜F・マリノスのエンブレム。(C)SAKANOWA
「チケットのご購入は正規販売ルートをご利用いただき、転売サイトでのご購入は絶対におやめください」
J1リーグの横浜F・マリノスは4月3日、チケットの悪質な転売行為を行った二人にそれぞれ30万円の罰金刑が科せられたと発表した。
クラブの発表によると、横浜FMはこれまで2021年のチケット転売者に対し会員の強制退会、当該チケット購入者のスタジアムへの入場禁止の処分を下していた。その処分とは別の二人に対し、同時期に顧問弁護士とも協議したうえ警察に被害を申告、厳正な刑事処罰を求めた。その結果、全ての刑事手続きが終了、それぞれに対して、30万円の罰金刑が下されたということだ。
横浜FMはチケット転売に関し、次のように正規でのリセール活用を呼び掛けている。
「ホームゲームチケットは、『特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律(「チケット不正転売禁止法」)』の要項を満たした『特定興行入場券』として販売を行っております。
改めてのお願いとなりますが、販売価格に関わらず、公式リセールサービス以外での第三者へのチケット転売行為は禁止となります。
チケット購入後にご来場いただけなくなった際には、公式リセールサービスをご利用ください。また、チケットのご購入は正規販売ルートをご利用いただき、転売サイトでのご購入は絶対におやめください。
横浜F・マリノスでは、今後も悪質な事案に対して、然るべき対応を行ってまいります。転売行為はやらない、買わない。皆さまのご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします」
今回、ついにクラブが動いて罰金刑に至った。あらゆる興行でのチケット高額転売の問題がいまだ絶えないなか、サッカー界のみならず、社会的にもインパクトを与える刑事処分となった。