エムバペのレアル・マドリード移籍、実現可能な最短は「2024年」か
キリアン・エムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
パリ・サンジェルマンへの不満を募らせているが…。
フランス1部リーグのパリ・サンジェルマンに所属しているフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が今夏、スペイン1部レアル・マドリードに移籍することはない!? “最短”は2024年か――。
24歳にしてスーパースターになったエムバペだが、パリSGへの不満を募らせている。
『スカイ』によると、まずサッカー面では、現在首位に立つリーグ戦は2連敗中で、2位RCランス(1試合消化が多い)とは3ポイント差まで詰め寄られている。何より悲願だったUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇も、バイエルン・ミュンヘンに2敗を喫して叩きのめされた。クラブの競技面のレベルに不満を持っているというのだ。
そしてピッチ外では先日、勝手にインタビューを年間チケットのPR動画に使われたと肖像権の扱いを巡りインスタグラムを活用してクラブへ抗議を行った。スタッフらに直接伝えるのではなく、SNSでその怒りを発してしまうあたり、かなりフラストレーションを溜め込んでいることが伝わってくる。
ただし『ムンド・デポルティーボ』によると、パリSGは「たとえ目のくらむようなオファー」があったとしてもエムバペをシーズン終了後の夏に売却する意思はないそうだ。パリSGとエムバペの契約は2023-2024シーズンまでで、さらに1年のオプションがついているとされる。パリSGはフリーになる“脅威”があっても、このストライカーを保持し続けるつもりだという。
そして再び獲得の噂が流れるレアル・マドリードは常に最新の情報を掴み、いつでもエムバペ獲得へ動ける態勢を整えているそうだ。一度は裏切られた白い巨人だが、世界最強であり続けるため、レアル移籍を希望していると言われるエムバペに改めて手を伸ばすのだろうか!?