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トニ・クロースがレアル・マドリードに2024年6月まで残留。1年間契約延長へ

レアル・マドリードのトニ・クロース。(Photo by Juan Manuel Serrano Arce/Getty Images)

「残留」か「引退」、移籍は一切考えず。

 スペイン1部レアル・マドリードのドイツ代表MFトニ・クロース(Toni Kroos)が2023-24シーズンまで1年間の契約延長で合意に至ったようだ。移籍情報を専門としていて、フォロワー数1146万人を超えるジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏がツイッター(@FabrizioRomano)で報告している。

 世界最高のセンターハーフの一人であるクロースとレアル・マドリードの契約は、今シーズン末までとなっていた。今年33歳になり完全フル稼働は難しくなりつつあるものの、それでも今季ラ・リーガ22試合・2得点・3アシスト、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)9試合・2アシストなど、公式戦通算40試合・2得点・5アシストと活躍。変わらず白い巨人の欠かせぬ存在となっている。

 焦点はロス・ブランコスが契約更新を望み、その条件をクロースが受け入れるかどうかだった。ただ、レアル・マドリードへの忠誠を誓うドイツ人ミッドフィルダーは、一切の迷いはなかったという。「残留」か「引退」しか考えていなかったそうだ。

 ロマーノ氏は4月16日に『マルカ』の情報などをもとに、「トニ・クロースは2024年6月までレアル・マドリードに留まります。クロースは他のクラブとは交渉していない。引退かマドリードかの選択だった。彼はあと1年プレーする」とレポートした。

 そして17日、「レアル・マドリードとクロースの1年間の契約延長が間もなく発表される」と、“合意”に至ったことを報告している。ブラジル代表MFカゼミーロが抜けたなか、王者の中盤の継承がもう少し時間をかけて行われていく。