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メッシがパリSG退団「決定的」、アル・ヒラル移籍で浦和と対戦!?Jリーグ勢とは…

リオネル・メッシ 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

すでに退団の意思を伝えている!?

 フランス1部パリ・サンジェルマンに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(Lionel Messi)がクラブから許可を得ずサウジアラビアに旅行したとして、2週間の活動停止の厳しい処分を受けた。1年間の延長オプションがある35歳のスーパースターだが、アルゼンチンやスペインなど複数メディアが今季で契約満了を迎えて退団することが決定的になったと報じている。

 アルゼンチンメディア『RMCスポーツ』によると、メッシサイドはサウジアラビアの飛行機に搭乗したあと、パリSGから本来オフだった日に練習が組まれたという連絡があったと説明。“罠”だったと主張している。また、サウジ旅行前、すでに契約延長しない旨をパリSGに伝えていたとも伝えられている。

 一方、クラブはこの旅行の許可をしていなかったとして、メッシに2週間の謹慎処分を決定。全体練習に合流できず、その間の給与を差し引くということだ。

 また、この騒動前にメッシも出場したFCロリアン戦での1-3敗戦を受けて、一部サポーターが会長の辞任、さらにメッシ、ネイマールの退団を要求する行動に出た。ごく一部のファンではあるものの、家族との時間を大切にするメッシとしては、そういった不安を与える行為はパリを離れたい大きな理由にもなったに違いない。

 また『シュポルト』によると、バルセロナは2年契約5000万ユーロ(約74億円)のオファーを提示したという。一方、サウジアラビアのアル・ヒラルは年俸4億ユーロ(600億円)の超破格のオファーを提示していると言われる。

 バルセロナはファイナンシャルフェアプレーによりまだ経費圧縮が必要な状況にある。ただ、この好条件であれば、メッシがまず1シーズン、アル・ヒラルでプレーすることは十分考えられるか。今年12月にはサウジアラビア開催のクラブワールドカップ(W杯)もあるだけに、そこも一つモチベーションになるはずだ。

 アル・ヒラルはAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の浦和レッズとの第2戦に臨むため来日中である。その12月開催のクラブW杯には、ホスト枠でアル・ヒラル、そしてアジア枠で浦和が臨むことが決定的となっている。そこでメッシのいるアル・ヒラル対浦和が実現する可能性もある。

 また、ACLは2023-24シーズンから「秋春開催」に移行する。ただ3層方式の大幅な大会方式・レギュレーション改正は2024-25シーズンからになる。今回じゃ従来の東西分離式で、東西代表がファイナル(来年5月)で激突する。Jリーグ勢が来季ACLでアル・ヒラルと対戦するには、それぞれ決勝に勝ち残らなければいけない。

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