【沼津1-2愛媛】歓喜のあまりゴール裏の手すり壊れ、愛媛サポーター10人程がスタンドから転落。女性1人、救急搬送
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88分、体を張ってつないで、行友翔哉が痺れる決勝弾! ゴール裏のサポーターが前のめりになり…。
[J3 9節]沼津 1-2 愛媛/2023年5月3日14:00/愛鷹広域公園多目的競技場
J3リーグ9節のアスルクラロ沼津 – 愛媛FC戦、88分に行友翔哉が痺れる決勝ゴールを決めてスタンドへ駆け寄った際、応援していた愛媛サポーターが足をかけたり、体重をかけたことでスタジアム最前部の手すりが取れて、10人程がグラウンド側に転落する事故が起きた。この際、女性一人が救急車で運ばれた。
沼津は公式サイトで「試合中にビジター観戦エリアの最前部分の手すりが倒れ、複数のお客様が落下し、その中の1名(女性)の方が救急車で搬送されました。当時の状況を含め、警察、施設など関係各所と確認を行っており、今後の対応を含め検証させていただいております」と発表している。
また「ケガをされました方々には、クラブとして心よりお詫び申し上げますとともに1日も早い回復をお祈り申し上げます」とコメントしている。
この試合には2,268人が来場していた。愛媛にとっては体を張り、しっかりつないで決めたファインゴールだった。しかし、そのあと行友をたたえようとゴール裏で応援していたサポーターが前のめりになり、すると手すりが破損、中心メンバーらが雪崩れるようにスタンドから落下しているのが、DAZNでも映し出されている。
サポーターが歓喜を爆発させることは無理もないシーンではあった。ただ、さらに人数が多かった場合、より大きな惨事にもなりかねなかった。他のJリーグのスタジアムを含め、最前部に人が殺到した際の対策、手すりや柵などの強度の確認などは必要になりそうだ。
愛媛はリーグ2連勝8試合負けなしで、首位の奈良クラブと勝点18で並んでいる。一方、沼津は2連勝でストップし、3勝3分3敗の勝点12で10位。J3はこのあと14日まで試合期間が空く。