レアル・マドリード、モドリッチが1年契約延長、アザールは残留“宣言”
コパ・デルレイを制してトロフィーにキスするレアル・マドリードのモドリッチ。 (Photo by Fran Santiago/Getty Images)
クロースもすでにサイン。
スペイン1部レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(Luka Modric)が5月8日、2024年6月まで契約を1年延長することでほぼ合意に至った。一方、度重なるケガの影響もあり、なかなか出場機会を得られずいるベルギー代表FWエデン・アザール(Eden Hazard)だが、「来シーズンもレアル・マドリードに残るつもりだ」と契約最終年も“残留”する意向を示している。
レアル・マドリードでは、「引退か、契約延長か」と自身の進退について明かしていたドイツ代表MFトニ・クロースがすでに契約書にサインし、来季残留が決定している。
さらに、近年移籍も噂されてきた37歳のモドリッチだが、クロアチア代表キャプテンとしてカタール・ワールドカップ(W杯)ベスト4進出を果たし、マドリードでも途中出場が増えたものの公式戦45 試合に出場。改めてその存在感を示した。いずれもベテランではあるが、来季も過密日程が組まれるなか、その経験と安定したパフォーマンスが買われた形だ。
移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のツイッター(@FabrizioRomano)で、次のようにレポートしている。
「ルカ・モドリッチは、間もなく新契約を結ぶ。2024年6月まで有効な契約の書類が準備され、差し迫っている。トニ・クロースはすでに1年延長の新契約にサインしている。モドリッチも数日中に同じ契約を結ぶ予定だ」
一方、2019年6月に白い巨人に加わったアザールだが、契約最終年となる2023-24シーズンも残留する意向だ。その高額なサラリーを考えると、買い手もつかない状況でもあるようだ。ロマーノ氏は次のように、彼自身の言葉をレポートしている。
「アザールが将来について語る『正直に言うと、来シーズンもレアル・マドリードに残るつもりだ』。『私が残した契約の最後の年を記念すべきシーズンにしたいので、残留することを期待している』」
30代の3人が残留へ。来季はカルロ・アンチェロッティ監督の退任も噂されている。主力組が続行を決めたとはいえ、2023-24シーズン、世代交代はより進むことになりそうだ。
レアル・マドリードは5月6日のコパ・デル・レイ決勝、CAオサスナを2-1で下した、今季1冠目を獲得している。