あまりに厳しい日程…ACL決勝から中3日、浦和が鳥栖に0-2敗戦。公式戦13試合負けなし“不敗神話”ストップ
浦和の興梠慎三。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
長沼洋一、手塚康平がファインゴール。
[J1 10節] 浦和 0-2 鳥栖/2023年5月10日19:33/埼玉スタジアム2002
J1リーグ延期分の10節、浦和レッズがサガン鳥栖に0-2で敗れた。浦和はこれまでAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝まで公式戦13試合、リーグ戦7試合負けなしだったが、ここで“不敗神話”が途絶えた。
鳥栖は川崎戦から中2日。またホーム&アウェーの2試合をトータル2-1で制して優勝を果たしたAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第2戦から中3日。厳しい日程でこのJ1リーグの試合が組まれ、浦和はスタメン4人を入れ替えてこの一戦に臨んだ。
前線は安居海渡、アレックス・シャルク、ホセ・カンテというフレッシュな顔触れに。一方、満身創痍だったカタール・ワールドカップ(W杯)日本代表のキャプテン酒井宏樹が欠場を余儀なくされた。それでも西川周作、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、岩尾憲、伊藤敦樹という真ん中の軸は変えずにこの手強い相手に挑んだ。
しかし疲労の色は濃く、なかなか決定的なチャンスを作れない。すると後半に入ると、鳥栖のタフさがジワジワと効果を発揮。70分、長沼洋一の左足ミドルが突き刺さり先制。さらに75分、手塚康平のファインゴールも決まる。
エース興梠慎三、小泉佳穂ら攻撃的なカードを切った浦和だが、シュートまで持ち込めるものの、朴一圭の牙城を打ち破ることができなかった。
浦和は再び中3日で、ホームにてガンバ大阪と対戦する。