【鹿島-FC東京】微妙なPK判定、連勝ストップ。岩政監督「面白味のない試合をしてしまった」
鹿島の垣田裕暉。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
垣田が豪快ジャンプヘッド弾。指揮官は「もっとやれる選手たちなので、促していきたい」。
[J1 14節] 鹿島 1–1 FC東京/2023年5月20日15:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズとFC東京の一戦は、垣田裕暉の豪快なジャンプヘッド弾とディエゴ・オリヴェイラのPKにより1-1の引き分けに終わった。鹿島のリーグ戦連勝と無失点は「5試合」でストップした。
開始6分、安西幸輝のオーバーラップからの左クロスに、中央で木本恭生との駆け引きで勝った垣田が、その背後を突いてジャンプヘッド! しっかり叩きつけてゴールネットを揺らした。
しかし26分、ゴール前の競り合いでDF関川郁万がディエゴ・オリヴェイラの背中を押し倒したとしてPKに。最近は接触の強度も判定に影響することも多いが、今回は微妙ではあったとはいえ主審が関川のファウルを取った。関川の手がディエゴの背中に触れているのは事実であったが、同様の全てのケースがJリーグでPKになるかというとそうとも言い切れず、鹿島サイドとしては不満の残る判定に。
結局このまま1-1のドローで終了。鹿島の岩政大樹監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「選手たちはよく勝点を取ってくれたと思います。ただ、あまり面白味のない試合になってしまいました」と語った。
「(そう感じる理由は?)いろいろな要因がありますが、僕たちももっとよくやれたと思います。(PKシーン以外はよく守れていたが?)集中力や守備の強度、メリハリのところは継続してやれていると思います。(今後へ)もっとやれる選手たちなので、促していきたいです。まだまだ成長しなければいけないので、今日の反省点を洗い出し、また次に向かいたいと思います」
鹿島は7勝2分5敗の勝点23で暫定4位。今週はルヴァンカップグループステージの柏レイソル戦を挟んで、週末27日にはリーグ15節サガン鳥栖とアウェーで対戦する。