【浦和2-1広島】スコルジャ監督「非常に高いレベルの決意を最後まで保ち勝利につなげた」「結果だけでなく戦術的タスクを達成したことに満足」
浦和のスコルジャ監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
勝因を問われると、6月4日の鹿島戦を見据えて「詳細は言えません」と苦笑い。
[J1 11節] 浦和 2-1 広島/2023年5月31日19:34/埼玉スタジアム
J1リーグ11節、浦和レッズが酒井宏樹と伊藤敦樹のゴールでサンフレッチェ広島に2-1の逆転勝利を収めた。浦和はリーグ2連勝、4試合負けなし。6月4日には再びホームで、鹿島アントラーズとの上位対決を迎える。
浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、「結果を残しただけでなく、戦術的タスクを達成したことに満足しています」と劇的な勝利を喜んだ。
「広島は非常に強く、ゴール期待値もリーグで最も高いチームでした。前半は美しくないもののゲームをコントロールしようとしました。そして後半はゴールを狙いに行きました。
ハーフタイムに、より前からプレスをかけようと話しましたが、しかしそれが掛からないほどサンフレッチェはいいチームでした。後半の立ち上がり、またもホームで先に失点し、難しい試合にしてしまいました。ただ、今日はベンチの選手たちが勝利のキーとなりました。非常に高いレベルの決意を最後の最後まで保ち、それが勝利につながったと思います」
立ち上がりはロングボールを活用しながらミスからの失点を回避。そして後半は一転してパス主体の地上戦を徹底してピッチを広く使いながらドリブルも使って緩急を織り交ぜるなど変化をつけた。ただ勝利の要因を問われた指揮官は、鹿島戦を見据えて、「あまり詳細は言えません」と苦笑いを浮かべた。
「3日後にまた難しいチャレンジが待っています。皆さんが見ていて分かるように、攻撃的な選手と守備的な選手のバランスを変えました。相手が疲れてきた時にそのようなオプションを使っています」
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指揮官はそう語った。果たして鹿島戦でどのような“バランス”で試合開始を迎えるのか。これまでホームでは先制点を与える試合が続いているだけに、メンバー編成も興味深いところだ。