【浦和0-0鹿島】強度の高い一戦、スコアレスドローに。スコルジャ監督「十分な数のチャンスを作れなかった」
浦和のホセ・カンテ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
岩政監督「いろんな意味ある勝点1に」
[J1 16節] 浦和 – 鹿島/2023年6月4日17:00/埼玉スタジアム
J1リーグ16節、浦和レッズ対鹿島アントラーズ戦はスコアレスで引き分けた。
序盤はアウェーチームが主導権を握った。しかしシュートまで持ち込むもののゴールを決め切れない。
浦和は選手交代をしながら、次第に主導権を握り、後半チャンスを作り出す。しかし試合終盤に訪れたホセ・カンテのヘディングシュートは、GK早川友基の好セーブに阻まれた。
最後は早川らがオフザボールの際に時間を使い、結局、4万5000人を超えたゲームはスコアレスで引き分けた。
また、今季プレミアリーグで主審を務めてきたアンドリュー・マドレイ氏が、同リーグ閉幕とともに「審判交流プロジェクト」で来日。“プレミアリーグ基準”で試合を引き締めた。
岩政大樹監督は試合後の記者会見で「埼玉スタジアムでの浦和戦はいろんな思い出がありました。一角にしか入れないサポーターが声を枯らし応援してくれて、そのなかで勝点3を狙いました。積み上げてきたものを表現できている手応えを得ながら、ここからどうしていくべきか、いろんな意味のある勝点1だったと思います」と語った。
また、浦和が20点中15点を後半に奪っていることで、そこで「自信を持って圧力をかけてくる」ところでの攻略も狙ったが、「守り切ったという良さと、少し中盤を支配されて押し込まれたところもありました」「あと一歩、二歩、もしかすると三歩足りなかった」と振り返った。
一方、浦和のマチェイ・スコルジャ監督は「前半はタフな戦いになりました」としてハイプレスとビルドアップ両方に課題を抱えたなかで後半に修正。しかし「ゴールを決めるのに十分な数のチャンスを作り出せませんでした」と語った。
両チームのメンバーは次の通り。
▽浦和レッズ
▼先発メンバー
GK
1 西川周作
DF
2 酒井宏樹
28 アレクサンダー・ショルツ
5 マリウス・ホイブラーテン
15 明本考浩
MF
3 伊藤敦樹
25 安居海渡
(78分 26 荻原拓也)
21 大久保智明
(78分 35 早川隼平)
14 関根貴大
(66分 10 ダヴィド・モーベルグ)
9 ブライアン・リンセン
(HT 19 岩尾憲)
FW
30 興梠慎三
(66分 11 ホセ・カンテ)
▽控えメンバー
GK
12 鈴木彩艶
DF
4 岩波拓也
▼監督
マチェイ・スコルジャ
▽鹿島アントラーズ
▼先発メンバー
GK
29 早川友基
DF
22 広瀬陸斗
(73分 32 常本佳吾)
55 植田直通
5 関川郁万
2 安西幸輝
MF
25 佐野海舟
(87分 15 藤井智也)
21 ディエゴ・ピトゥカ
FW
30 名古新太郎
(59分 33 仲間隼斗)
14 樋口雄太
(73分 17 アルトゥール・カイキ)
37 垣田裕暉
(59分 8 土居聖真)
40 鈴木優磨
▽控えメンバー
GK
31 沖悠哉
DF
3 昌子源
▼監督
岩政大樹