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【鹿児島ユナイテッド】新スタジアム整備停滞、J1クラブライセンス「不交付」の可能性

鹿児島ユナイテッドのエンブレム。(C)SAKANOWA

Jリーグから通達。

 J3リーグの鹿児島ユナイテッドFCは6月23日、30日までにJ1クラブライセンス申請のための「新スタジアム整備」の進捗状況を報告するようにJリーグから通達があったと報告した。

 クラブは現在、2024シーズンのJ1クラブライセンス取得のため、申請準備を進めている。そのなかで、Jリーグから新スタジアム整備に関する状況確認のため同日までに、「(1)新スタジアム整備に向けてのクラブの活動報告および活動計画 (2)鹿児島県および鹿児島市の意向表明書」の提出が求められた。

 鹿児島は2018年、2年後の国体に向けて改修していた白波スタジアムをホームスタジアムとして「J2クラブライセンス」を申請。Jリーグスタジアム基準には「新設及び大規模改修を行うスタジアムについては、原則として屋根はすべての観客席を覆うこと」と記されている。

 しかし白波スタジアムはその条件を満たさず。また、ホームタウン内の新スタジアム整備構想もあり、鹿児島県と鹿児島市からJリーグに「整備実現に向けて取り組んでいく」意向を文書で表明していた。そのうえで「二重投資を避けるという趣旨をJリーグにお汲み取りいただき、J2クラブライセンスが交付されました」という。

 2020シーズンからは「例外規定」により、J1クラブライセンスが交付されてきた。Jリーグは、当時から6年経過しながら新スタジアムの整備に向けた基本計画の策定にも至っていないこと、白波スタジアムの新たな改修案も出ていることを踏まえ、新スタジアム整備に向けた動きが停滞しているのではないかと、今後のクラブライセンス判定で、経緯と現状を踏まえ「不交付」と判断される可能性があると伝えられたそうだ。

 鹿児島の徳重剛代表はクラブ公式サイトで、次のように呼びかけている。

「今シーズンは、第14節終了時点で7勝4分3敗の勝点25で2位につけており、目標としている『J3優勝・J2復帰』に向け、現在1位のチームとの勝点2差とJ2昇格圏内におり、県民市民の皆様の大きな期待に応えるために、ライセンス取得は必須であります。

 引き続き関係各所と協議を重ね、クラブライセンス取得、新スタジアムの整備そしてサッカーを通じた鹿児島の発展に向けて邁進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします」 

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