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【移籍】サンチョのドルトムント復帰、マンUが「拒否」

マンチェスター・Uのサンチョ。 (Photo by Matt McNulty/Getty Images)

メイソン・マウント加入により、『完全移籍』であれば交渉に応じるスタンス。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するMFジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が、古巣であるドイツ・ブンデスリーガ1部ボルシア・ドルトムントから期限付き移籍での“復帰要請”を受けた。しかしマンチェスター・Uは、このオファーを即座に「拒否」したという。『デイリー・スター』が7月1日に報じた。

 イングランド代表MFメイソン・マウントのチェルシーFCからの獲得により、昨季リーグ26試合・6得点・3アシストだった23歳のイングランド代表MFの序列は下がることになる。本来左ウイングを主戦場にするものの、エリック・テン・ハフ監督の申し子といえるアントニーが加わったことにより、右サイドでの出場が増加。しかしそこにマウントが加わったため、サンチョの序列は下がり、居場所を失いつつある。

 すると2年前に7,300万ポンド(約133億円)で売却したドルトムントがその状況に目をつけて、レンタルでの獲得を希望。しかしユナイテッドはすぐさま拒否したそうだ。

 とはいえ、マンチェスター・Uは「完全移籍」であれば、クラブ間の交渉に応じるスタンスだという。この2シーズンの働きから、4500万ポンド(約82億円)程度の移籍金であれば妥当と見ている。サンチョはユナイテッドと2026年6月まで、あと3シーズン契約を残している。

 これまでアンジェ・ポステコグルー新監督率いるトッテナム・ホットスパーFCがサンチョ獲得を検討していると言われてきた。しかしこのほどジェームズ・マディソンを加えたため、その線は消えたと言える。まだ若いだけにプレミア再挑戦を念頭に、ドイツ再挑戦も選択肢に入るか。

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