【移籍】川辺駿スタンダール完全移籍。強化担当が語った獲得の狙いとは?

2022-23シーズンは６位、名門復活のキーマンに!

　ベルギー１部スタンダール・リエージュは７月７日、日本代表MF川辺駿（KAWABE Hayao）を完全移籍で獲得したと発表した。

　川辺は2021年、サンフレッチェ広島からスイスのグラスホッパー・クラブ・チューリッヒに完全移籍。2022-23シーズンはイングランド・プレミアリーグのウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCが保有権を買い取り、引き続きグラスホッパーに期限付き移籍でプレーを続けた。スイスでは通算71試合・16ゴール・14アシストを記録していた。

　そして今回、ウルブスからスタンダールに完全移籍する形となった。ウルブス地元メディアによると、ウルブスは川辺を50万ポンド（約9000万円）で獲得し、130万ポンド（約２億3000万円）で売却したという。

　スタンダールの公式サイトでは、ファーガル・ハーキン・スポーツディレクター（SD）が獲得の狙いについて、次のように語っている。

「ハヤオの獲得を実現できて、とても嬉しく思います。経験が豊富な彼は得点する術をよく知り、加えて周囲の選手にゴールを決めさせることもできます。彼のゲームインテリジェンス、パスのクオリティ、そしてセットプレーの精度の高さ、全てが私たちのチームにとって大きな財産になるでしょう」

　そのようにベルギーの名門が、チームの補強ポイントからかなり綿密に調べたうえで川辺を獲得したことが分かる。

　スタンダールは昨季レギュラーシーズンは６位。プレーオフ２の３位に終わった。川辺が逆襲のキーマンとなる。