【C大阪2-0浦和】6本中5本目の「左」。ショルツが初のPK失敗、ヤン・ハンビンに“読まれた”
浦和のアレクサンダー・ショルツ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「僕の判断が良くなかった」
[J1 21節] C大阪 2-0 浦和/2023年7月16日19:03/ヨドコウ桜スタジアム
J1リーグ21節、浦和レッズはセレッソ大阪に0-2で敗れた。リーグ戦11試合ぶりの黒星に。
この試合、これまで来日後計9本のPKを全て決めていたDFアレクサンダー・ショルツが初めて“失敗”し、チームも最大の反撃のキッカケを掴み損ねた。
76分、ペナルティエリア内で相手DFのタックルが大久保智明の足にかかってPKを獲得。ショルツは向かって左に蹴ったが、C大阪GKヤン・ハンビンにセーブされてしまった。
「僕の判断が良くなかった」
ショルツは試合後、そう語って肩を落とした。
リーグ戦で前回蹴っていたのが3節の同じくC大阪戦(〇2-1)だった。その時のGKはキム・ジンヒョンで、逆に蹴って成功していた。
「この時は(逆の)右に蹴り、(GKは逆に飛び)シュートに勢いがあって決められました。ヤン・ハンビン選手は身長195センチあり、しっかりと決めないといけませんでした」
これまで決めていたショルツのリーグ戦でのキック5本は、向かって右が1本、あと4本は左だった。今回その確率的には高い「左」に完全に反応された。確率的には確かに……狙われていたと言えた。
また、スローインからショルツが裏返されてしまい、最後はレオ・セアラに決められた8分の1失点目については、「悪い失点で起きてはいけないもの。マリウス(ホイブラーテン)との距離感も良くなかった。1対1でも距離を詰められず様々なミスが重なりました。僕らの強みを出せませんでした」と悔やんだ。
チームは17日から約1週間のオフに入る。ここまで公式戦31試合中26試合にフル出場するショルツは「たくさんの試合をやってきたので良いタイミングでのブレイクになると思います」と語り、中断後には「しっかり取り返したい」と反抗を誓った。
両チームのメンバーは次の通り。
▽セレッソ大阪
▼先発メンバー
GK
1 ヤン・ハンビン
DF
3 進藤亮佑
16 毎熊晟矢
24 鳥海晃司
29 舩木翔
(79分 6 山中亮輔)
MF
5 喜田陽
8 香川真司
11 ジョルディ・クルークス
27 カピシャーバ
(79分 38 北野颯太)
FW
9 レオ・セアラ
(70分 7 上門知樹)
20 加藤陸次樹
(70分 17 鈴木徳真)
▼ベンチメンバー
GK
31
清水圭介
DF
22 マテイ・ヨニッチ
MF
41 中原輝
▼監督
小菊昭雄
▽浦和レッズ
▼先発メンバー
GK
1 西川周作
DF
2 酒井宏樹
28 アレクサンダー・ショルツ
5 マリウス・ホイブラーテン
26 荻原拓也
(84分 66 大畑歩夢)
MF
3 伊藤敦樹
19 岩尾憲
(HT 35 早川隼平)
21 大久保智明
25 安居海渡
14 関根貴大
(70分 8 小泉佳穂)
FW
30 興梠慎三
(64分 11 ホセ・カンテ)
▼控えメンバー
GK
12 鈴木彩艶
DF
4 岩波拓也
MF
22 柴戸海
▼監督
マチェイ・スコルジャ