【サッカー日本代表】男女ともにスペイン戦で「W杯史上、最もボール保持率低く勝利したチーム」に
なでしこジャパンが、宮澤ひなたの今大会二度目の2ゴールでスペイン女子代表に4-0勝利!写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
男子2022年「18%」、女子2023年「23%」。決して“劣勢”ではなく、走力やハードワークを含めて上回る“戦略”として。
[女子W杯 GS3節] 日本代表 4–0 スペイン代表/2023年7月31日16:00(現地19:00)/ウエストパック・スタジアム(NZ)
男女ともにサッカー日本代表がFIFAワールドカップの大会史上、スペイン代表を相手に、「最もボール保持率が低い勝利チーム」になったという。『Opta Joe』(@OptaJoe)が7月31日、ツイッターでデータを紹介し、話題を集めている。
オーストラリア・ニュージーランド共催のサッカー女子ワールドカップ(W杯)のグループC最終第3戦、日本女子代表(なでしこジャパン)が宮澤ひなたの大会二度目の2ゴール、植木理子の値千金弾、そして田中美南のトドメの一撃で、スペイン女子代表に4-0の勝利を収め、3連勝での1位突破を果たした。
同データによると、日本の今回のボール保持率は「23パーセント」。これはデータのある2011年以降では、「最もボール保持率の低いチームの勝利」になったという。
しかも男子W杯でも、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)、日本代表がグループステージ第3戦、2-1の勝利を収めた一戦がボール保持率18パーセントで、同じく1966年以降の大会での「最もボール保持率の低いチームの勝利」だった。
今回の日本女子代表は、早い時間に先制できたこともあり、スペインにボールを“持たせつつ”プレッシングからカウンターを繰り出し、それが効果的にハマり4ゴールをもたらした。
関連記事>>ラウンド16は8月5日・日本時間17時からノルウェー戦
FIFAランキングでは上位の相手(スペイン)に、パスをつながれるのを見込み、そのうえでカウンターを繰り出した際のスピードやオフ・ザ・ボールでの走り、運動量などで上回ることを全員で共有したうえで勝利につなげた。決して常に押し込まれていたわけではなく、戦略を立てたうえでの4-0快勝劇だった。
日本は決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)、8月5日・日本時間17時からノルウェー代表と対戦する。