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【移籍】サウジマネーが日本も襲う。移籍金5億円か、名古屋マテウス・カストロがアル・タアーウンへ完全移籍

マテウス。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「また日本に戻る、そう信じ願っています」

 J1リーグの名古屋グランパスは8月1日、マテウス・カストロ(Mateus dos Santos Castro)がサウジアラビア1部アル・タアーウンFCに完全移籍することで、基本合意に達したと発表した。メディカルチェックを経て正式契約に至る。マテウスは8月3日にチームを離れる予定だ。

 マテウスは1994年9月11日生まれ、ブラジル出身の28歳。ECバイーアを経て、日本では大宮アルディージャ、名古屋グランパス、横浜F・マリノス、再び名古屋でプレー。レフティの右ウイングとして結果を残してきた。今季はこれまでJ1リーグ21試合・4得点・4アシスト。J1リーグ通算189試合・39試合・32得点。

 マテウスは次のようにグランパスファミリーへ感謝を伝えている。

「たくさんの思いが溢れるなかでお別れの言葉を見つけるのが非常に難しいです。タイトルを目指して全力で闘っていたシーズンの途中に、チームから離れることになり、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 グランパスの選手になってたくさんの方々から熱い応援をいただきました。豊田スタジアムでの感動は最高の思い出であり、一生忘れることなく私の中に残ります。大好きな日本を離れるのは私にとって、とても辛いことです。

 グランパスファミリー、チームメイト、コーチングスタッフ、サポートスタッフ、そして私を今まで支えてくださった方々へ感謝の気持ちしかありません。皆さんの愛情をとても強く感じますし、私も皆さんのことを愛しています。

 また豊田スタジアムで会える日が必ず来る、また日本に戻る、そう信じ願っています。

 名古屋グランパス、大宮アルディージャ、横浜F・マリノスはずっと私のハートの中にあります。本当にありがとうございました」

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 移籍金は350万ユーロ(約5億円)とも言われる。サッカー界を席巻する一大ムーブメントになっているサウジマネーが、Jリーグにも流れ込み、エース級を襲うことに。アル・タアーウンは昨季5位の実力あるチームでもある。こうした、派手さはないものの力のあるクラブからの引き抜きが、Jリーグでも今後続くかもしれない。

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