【Jの輪】柏の”レジェンド”二人から鹿島の”天才肌”へ
柏レイソルの二人の”レジェンド”から鹿島の”天才肌”へ――。(C)りおた
果たしてサングラスはどうなっているのか?
Jリーグの選手から選手へと友達をつなぐ連載「Jの輪」。名古屋グランパス時代に石櫃洋祐(京都サンガF.C.)と「漫才」のようなコンビだったという玉田圭司が、次につないだのが柏レイソルの大谷秀和だった。
二人が出会ったのは、大谷が高校1年の柏ユース、そして玉田は柏のサテライトチームにいたときだった。当時はトップとサテライトが分かれていて、大谷がサテライトに練習参加した際、玉田のプレーに衝撃を受けた。「当時はトップ下でもプレーしていましたが、これは世界が違うと実感させられました……」。
そして大谷がトップチームに昇格してから、よりお世話になったという。玉田が柏のエースとして大活躍し、日本代表でも中心選手に飛躍していったタイミングだ。玉田は大谷と弟のように接し、遠征先で時間ができたとき、よく二人でウイニングイレブンをしていたという。4歳年の差があるが、玉田も「いつまで経っても俺の中では若手のまま。クレバーな選手」と認めてきた存在だ。
「タマ(玉田)さんより先に辞めるわけにはいかない」と、大谷にとっても、玉田はいつまでも意識する”兄貴分”。柏を代表する二人の”レジェンド”は、今なお刺激し合う関係が続いている。
そして大谷がつないだのが鹿島アントラーズの”天才肌”西大伍だ。「お互い、あまり俺が、俺が、というタイプではない。だから合うのかも」(大谷)と、一度膝を交えて話したところ意気投合したそうだ。西にとっては初のリーグ制覇となった2016年のシーズン後(クラブワールドカップでも準優勝)に食事をして、大谷がサングラスのプレゼントを贈ったという。
「あれ、使ってくれているのかな?」
大谷は少し気にしていたが……。西の「Jの輪」は明日7月26日に掲載します!
文:サカノワ編集グループ