【浦和】声援ボイコットに賛否、スコルジャ監督「サポーターと一体になってこそ、浦和は成功できる」
浦和レッズのサポーター。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
7試合でセットプレーからの1ゴールのみ、横断幕に「浦和の男ならプレイで声援を勝ち取れ」。
[J1 35節] 浦和 0–0 町田 / 2025年10月25日14:03 / 埼玉スタジアム2002
J1リーグ35節、浦和レッズはFC町田ゼルビアとスコアレスで引き分けた。浦和は直近7試合でわずか1ゴールしか奪えず、その1点もヴィッセル神戸戦でのセットプレーからのイサーク・キーセ・テリンの得点のみだ。
0-4で敗れた横浜F・マリノス戦の後半に続き、この日は試合開始からゴール裏のサポーターは、選手たちに声援を送らず試合を見守った。「浦和の男ならプレイで声援を勝ち取れ」という横断幕が掲げられたなか、ゴールは生まれず。最後まで、浦和の最大の魅力であるボルテージ溢れる声援とチャントは響かなかった。
SNS上ではその声援を送らない行為がサポーターの“総意”とは決して言えないだけに、賛否両論が巻き起こっている。「これが未来につながる」「優しいだけではダメだ」と理解を示す声もある。一方で、選手と共に闘っているはずなのだから……「なぜ上から目線なのか?」「恥ずかしい勘違い」「応援したくて行っている人にとっては迷惑行為」と疑問視する声も少なくない。
得点不足を受け、浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、「プレーの自動化はある程度できていると思います。ただ、選手の特徴を考えると、例えば(金子)拓郎や(マテウス)サビオなどは1対1で本能的に仕掛ける力を持っています。そういった部分を私は制限したくないと思っています」と語った。
そしてこの日のチャントがボイコットされた応援について問われると、指揮官はため息をついたあと、「気持ちはよく分かります。そのサポーターの方々と一体になってこそ、浦和は成功を収めることができると思います」と残念そうに語った。
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浦和は次節11月9日、アウェーでサンフレッチェ広島と対戦する。




