【横浜FM】キューウェル監督がJリーグに苦言「時間稼ぎを、審判がコントロールできないか」

両チームの健闘を称える一方で。

[J1 8節] 横浜FM 2-2 湘南/2024年4月13日14:03/日産スタジアム

　J1リーグ8節、横浜F・マリノスと湘南ベルマーレの一戦は、湘南の大岩一貴が一発レッドカードで退場処分を受けたものの、数的不利の状況から福田翔生がゴール。結局、2-2の引き分けに終わった。

　AFCアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）準決勝との兼ね合いでミッドウィークとの連戦になった横浜FMだが、3連勝はならず。ハリー・キューウェル監督は試合後の『DAZN』のフラッシュインタビューで、「自分たちが二度リードしながら、こうした結果になってしまいました。選手たちは良くやってくれました。湘南もハードワークし、最後まであきらめない姿勢を見せていました。この中2日のタイトなスケジュールのなか、正直、選手たちは疲れもありました。しっかり、やろうとしてくれていたことは多くありました」と、両チームの健闘を称えた。

　そのうえでイングランド・プレミアリーグのリバプールFCなどで現役時代にプレーし、イングランドのクラブを指揮。最近までスコットランド1部セルティックFCのコーチを担ってきた指揮官は、次のように苦言を呈した。

「Jリーグは素晴らしいリーグです。ですが、時間をかけたりとか、時間稼ぎとか、そういったところは、ピッチ内でレフェリー陣がもう少しコントロールしてくれればと思います。スピーディな展開がJリーグの魅力の一つであり、そういった部分を継続していくのであれば、そういったところからやっていただきたいと思っています」

　そのように初めてJリーグで指揮を執る指揮官は、アウト・オブ・プレーの長さに違和感を覚えていた。この日は湘南が数的不利に立ったことが影響したと言える。ただ確かにある程度時間が経ったあと、コーナーキックやスローインの際に選手が飲水し、その度にプレーの流れが一旦しっかり途切れるのは、Jリーグならではと言えるかもしれない。また、この試合では、VARの介入を経ての大岩の退場劇で中断した時間は約5分かかっていた。

　そして豪州出身のキューウェル監督は「私たちは次、ACLの準決勝の戦いへ、しっかりいい準備をして臨みたいと思います」と気持ちを引き締めていた。

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　横浜FMはこのあと4月17日（アウェー）、24日（ホーム）とAFCアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）の東地区代表を決める準決勝・韓国Ｋリーグの蔚山現代FCとの2連戦に臨む。