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【横浜FM2-2湘南】DOGSOで大岩退場。横浜F・マリノスからすると妥当だが、主審の”明らかな間違い”だったかは疑問符のつく厳しい判定

(C)SAKANOWA

直後に福田翔生が数的不利から同点ゴール。

[J1 8節] 横浜FM 2-2 湘南/2024年4月13日14:03/日産スタジアム

 J1リーグ8節、横浜F・マリノスと湘南ベルマーレの一戦は、湘南のDF大岩一貴がDOGSOで退場処分を受けたものの、直後に数的不利の状況から福田翔生のゴールで追い付き、2-2のドローに終わった。

 横浜FMが2-1と1点リードして迎えた73分、背後に抜け出した横浜FMのFWアンデルソン・ロペスの後方から大岩が追う。その横にはキム・ミンテがサポートに来ていた。ただ大岩がアンデルソン・ロペスの背中に軽くチャージに向かい触れる。

 その接触を感じたロペスが倒れると、上村篤史主審は湘南のファウルと判定。大岩にイエローカードを提示し、ペナルティエリア前の好位置で横浜FMにフリーキックを与えた。

 ただ、そこでVARが介入し、大岩の決定機阻止にあたるDOGSOではないかと指摘した。そこで上村主審はOFRで確認。DOGSOの要件を満たしているとして、大岩のイエローカードを取り消し、一発退場処分のレッドカードを提示したのだ。

 湘南からすると、シュートまで持ち込めないと判断したアンデルソン・ロペスが倒れ、しかも4要件を完全には満たしていないのではないか……とも見える。一方、横浜FMからすると、大岩がアンデルソン・ロペスの背中に触れており(それは確かに軽率だった)、妥当と言えた。

 ただVARの映像の切り抜き方が、DOGSOであると強く主張していた印象は受ける。主審の”明らかな間違い”だったかと問われると、流れ的には完全な決定機とまでは言えない感もあり、確かに疑問を抱く判定ではあった。

 それでも湘南は直後、ルキアンのカウンターから、途中出場の福田がゴール。2-2の同点に追い付いてみせた。結局このまま引き分けて、2-2の引き分けに終わった。

 ミッドウィークを挟む連戦だった横浜FMは2連勝、湘南は3連敗でストップした。

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 横浜FMはこのあと4月17日(アウェー)、24日(ホーム)とAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の東地区代表を決める準決勝の蔚山現代FCとの2連戦に臨む。

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