【鹿島】11アシスト記録する樋口雄太、天皇杯のPK失敗は「自分が変わるきっかけに」。名古屋戦へ「すごく気持ちを出してくると思う。それに負けない準備をしたい」
名古屋戦に向けてトレーニングする鹿島の樋口雄太。(C)KASHIMA ANTLERS
「意識しているのは、アクションを起こし続けること。ボールをはたいて前へ出ていく作業を常にやり続けています」
[J1 23節] 名古屋 – 鹿島/2023年8月13日18:00/豊田スタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズの樋口雄太が8月11日、オンラインの取材に応じて、2日後のアウェーでの名古屋グランパス戦に向けて抱負を語った。
5月の国立で開催されたJリーグ30周年記念マッチは、鹿島が2-0の勝利を収めた。それだけに樋口は気を引き締める。
「(名古屋は)すごく気持ちを出してくると思います。それに負けない準備をしたいです。(前節の札幌戦は)つながりから崩せるシーンが多くあり、マンツーマンの相手でもはがせることを証明できました。その質を上げること。距離感よくゴールに向かっていくことが必要だと思っています」
今季これまでリーグ戦で2得点・11アシスト(『トランスファーマルクト』)の記録を残す。まさに鹿島のゴール供給源、得点源となっている。
「意識しているのは、アクションを起こし続けること。ボールをはたいて前へ出ていく作業を常にやり続けています。それを全員でできれば相手は読みにくく、いろんなパターンのゴールが生まれると思います」
また、あの天皇杯ヴァンフォーレ甲府戦でのPK失敗が、樋口にとって、一つ大きな転機になったという。
「天皇杯でPKを外してしまって、チームが一つタイトルを逃してしまいました。そこで自分が変わらなければいけないと痛感しました。そういうきっかけがあったので、より責任感が増しました。そういうことも、こうした結果につながっているのかなと思っています」
上位陣がややもたつき首位のヴィッセル神戸とは8ポイント差。追走するためには、この3位の名古屋戦は是が非でも落とせない。その3位以内も一つ目標になる。
「絶対に勝たなければいけない。今の良い勢いのまま、アウェーだから、よりパワーが必要になります。サポーターの皆さんの力を借りながら、みんなで戦っていきたいです。1試合1試合、勝利を奪いきる姿勢を持ち続けることが大切になっていきます」
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ちなみに髪の毛のカラーが見るたびに“明るく”なっている印象だが、「夏場は暑いですし、ちょっと軽く明るくして、乗り切ろうとしています」と26歳のミッドフィルダーは爽やかに笑った。