×

ホテル従業員に股間を出して…元日本代表監督ファルカンが性的暴行容疑で告発

ファルカン氏。 (Photo by Alexandre Schneider/Getty Images)

ファン・サポーターからの抗議を受けて、サントスFCの役職を辞任。

 元日本代表監督のブラジル人のパウロ・ロベルト・ファルカン(Paulo Roberto Falcão)氏がこのほど、ホテル従業員に対するセクハラ容疑で警察に告発された。本人は否定しているものの、サントスFCのサッカーコーディネーターの役職を辞任した。

 1994年に日本代表を率いてオフト体制から血の入れ替え敢行し、岩本輝雄、前園真聖らを抜擢。フレッシュかつアグレッシブなサッカーを展開したものの、同年、アジア大会準々決勝で韓国代表に敗れ、ノルマだった同大会の優勝を果たせず退任を余儀なくされた。

『グローボ』によると、69歳になった元指揮官は8月4日、サンパウロのビーチにあるアパートメントホテルの受付にいた26歳の女性従業員に対し、自らの股間を露出して腕に擦り付けたという。被害者弁護士によると、3日間で二度も行われたそうだ。1回目は被害者が状況を呑み込めず何が起きていたのか分からず、勘違いかもしれないと考えたが、その行為が繰り返されたことで警察への告発に至った。少なくとも一人が目撃し、防犯ビデオでも確認できるはずだと主張している。

 一方、ファルカン氏は「告発についてメディアを通じて知ったが、驚いている。そんなことは行っていない」と否定している。しかし女性を中心としたファン・サポーターからの抗議を受けてサントスのサッカーコーディネーターの職は辞した。

関連記事>>大正製薬がカズを巡り敗訴も激怒「スポーツ選手や芸能人の広告起用にかかる業界の慣習を揺るがす事態」と声明…賛否を呼ぶ

 また、被害女性側は、事件当日、ファルカン氏が慌てて逃げたあとホテル支配人を通じて謝罪していたとも明かしている。

 ファルカン氏は現役時代にブラジル代表のボランチとして、同じく元日本代表監督であり鹿島アントラーズのアドバイザーを務めるジーコ、元鹿島指揮官のトニーニョ・セレーゾ、そしてソクラテスとともに「黄金のカルテット」を形成。突き抜けたテクニックで世界を魅了した。

Ads

Ads