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東京五輪代表FW前田大然が明かした唯一のロン毛時代「ちょっと調子に乗って…」

前田大然。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

横浜F・マリノスから送り出すスピードスター。オリンピックの思い出、サッカー人生などを語る。

 東京オリンピック日本代表(U-24日本代表)に選ばれた横浜F・マリノスのFW前田大然が6月29日、オンラインによる取材に応じて、東京五輪での金メダル獲得への決意、そしてこれまでのサッカー人生、オリンピックの思い出などを語った。

 小学1年生の時にアテネ五輪を見て感動し、体操を始めた。

 しかし、前田は次第に素質とも言える体の柔軟性を欠いている(体がかたい)と実感したという。そして引っ越したあと、友人の誘いを受けてサッカーを開始し、そこから野性的、本能的に夢中で走り、ストライカー人生を歩んでいった。

 前田にとって、オリンピックの“原点”は体操にあった。そこで心を動かされ、能動的に何かに取り組みたいという発露を与えてくれたそうだ。

 また、中学、高校と「悪さ」をして、サッカーから離れた時期があったと明かした。中学時代(川上FC)は数か月、そして山梨学院高校時代は2年時のほぼ1年間。高校時代のその空白期間は、サッカーから離れた。ただ週に2、3回社会人サッカーの練習に加えてもらったり、自主的にトレーニングしたり、そうしている間に仲間の大切さを思い知った。そして3年生になって、サッカー部への復帰を果たした。

「(サッカーを辞めそうになったこともあったが)迷っている時の家族の後押し、社会人の方たちが本当に可愛がってくれて、そういった人の思いを背負い、これからサッカーをやっていかないといけないと思いました」

「走ることがまず好きで、昔はただ走ってゴールをとっている感じでした。でも、その高2の時を経て、ゴールを取るだけではなく、チームのために走ることを発見できました」

 トレードマークである坊主頭は「生まれた時からずっとこのまま」とのこと。その高校2年生の時、「サッカーをやっていなかった時、調子に乗ってちょっと伸ばしたことがありました。でも、すぐ戻しました」と、ロン毛時代があったことを告白した。

 ちなみに現在は2日に一度ほどのペースで、ある意味ルーティンのように、自分で剃っているそうだ。

 コンディション作りに関しては「あまり気を使っていない」と言う。しかし野菜が大好きで、摂取量も非常に多いとのこと。家族のサポートも感じられる。

「次、取材を受ける時は、いい報告ができるように頑張ってきます」

 東京五輪の決勝は8月7日。前田を待っている舞台は、横浜F・マリノスのホームスタジアム、横浜国際(日産スタジアム)だ。

決勝の舞台は横浜国際。横浜FMのホームスタジアムで、前田の一発が飛び出すか!写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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[文:サカノワ編集グループ]

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