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「リバプール遠藤航」誕生の背景。クロップ&シュマトケのドイツ体制が『ブンデス最強ボランチ』に白羽の矢

遠藤航。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

今日メディカルチェック。選手層薄くなったボランチ、カイセド獲得ならず即戦力として補強。

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCが、ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトの日本代表MF遠藤航(ENDO Wataru)を電撃獲得することで合意に至った。8月17日に現地でメディカルチェックを受ける。

 移籍情報を専門とし、その確度の高さに定評あるジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のツイッター(@FabrizioRomano)でレポートした。同氏によると、移籍金は1800万ユーロ(約28億6000万円)。リバプールは17日にメディカルチェックを設定した。プレミアリーグでのプレーを目標に掲げてきた30歳の日本代表新キャプテンは、すでに個人的な条件面について、「数時間で合意に至っている」そうだ。

 リバプールは、ユルゲン・クロップ(Jürgen KLOPP)監督が率いて今季9シーズン目に突入。また今夏からイェルク・シュマットケ(Jörg SCHMADTKE)氏が新たなスポーツディレクターに就任している。いずれもドイツ人の体制であり、選手層の薄くなったボランチ補強を進めていたもののモイセス・カイセドを逃したため(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCからチェルシーFCへ移籍)、『ブンデスリーガ最強』のボランチに白羽の矢を立てた形だ。

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 シュマットケ氏はハノーファー96時代に酒井宏樹(柏レイソル→)、1FC.ケルン時代に大迫勇也(1860ミュンヘン→)、そして昨季まで務めたボルシア・メンヒェングラードバッハでは板倉滉(マンチェスター・シティ→)を迎え入れるなど、多くの日本人選手の補強に成功。ドイツの『フスバル・クルトゥワー』選出の「マネージャー・オブ・ザ・イヤー」を二度受賞している。

 リバプールでは、2021-22シーズンまで在籍した南野拓実以来の日本人選手になる。

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