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【鹿島】岩政監督「全員を愛する方針、それが僕のやり方」「湘南スタイルから少し変わったところある」

湘南戦前日練習を見守る鹿島の岩政大樹監督。(C)KASHIMA ANTLERS

残り9試合、首位まで8ポイント差。2日のベルマーレ戦へ抱負「決勝戦と捉え、必死に戦う」。

[J1 26節] 湘南 – 鹿島/2023年9月2日19:00/レモンガススタジアム平塚

 J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督が9月1日、オンラインによる取材に応じて、翌日のアウェーでの湘南ベルマーレ戦に向けて抱負を語った。

 鹿島はリーグ2連勝中で5位。しかしチーム最多11得点を決めているエースの鈴木優磨がこの試合、累積警告により出場停止になる。

 鈴木の不在について問われた指揮官は、次のように語った。

「鈴木優磨うんぬんに関わらず、シーズン終盤には累積警告、ケガ人で欠けることは、当然想定してチームを作っています。一人欠けたらサッカーを変えなければいけないという状態ではありません。今チームがやれていることのなか、少なくともスタメンの選手プラス何人もの選手が適用できます。スタート(スタメン)、そして後半のところ(途中出場)で展開を見ながら、メンバーを選びたいと思います」

 果たして、どのような人選・メンバー構成になるのか。

「就任当初から言っているように、全員を愛するという方針を出しています。ここにいる限り、全員をチームに組み込める方法を探しています。そこから排除する選手は一人もいないのが、僕のやり方です。それは自分のやり方として取り組んでいます。そのなかでチーム内の激しい競争があり、特に前線には選手が揃っています。そこでの勝負、競争になります」

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 そして翌日の降格圏に沈み苦しむ最下位・湘南の印象と対策について。岩政監督は次のように語った。

「自分たちの強みと弱みを考えたうえで、その強みを出せるスタイルを模索し、チームを作っていると思います。その強みを出させないようにするのが大事。そのうえで自分たちの強みを出したい。湘南スタイルと言われた少し前の時代から、少し変わったところもあります。変わらず持っているものもあります。どちらも警戒しなければいけません。いずれにせよ、大変な試合になるのは間違いありません。先のことを考えず、この試合を決勝戦と捉え、必死に戦うだけです」

 上位陣に食らいつくためにも、鹿島が3ポイントを奪いに行く。