【鹿島】公式戦6連敗、OG1点のみ。犬飼智也は「みんな危機感を持っている」
鹿島の犬飼智也(6月20日の町田との練習試合で撮影)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「下を向いていてもしょうがない」と次戦・横浜F・マリノス戦へ切り替える。
[J1 4節] 浦和 1-0 鹿島 /2020年7月12日19:00/埼玉スタジアム2002
鹿島アントラーズのDF犬飼智也が0-1で敗れた浦和レッズ戦後にオンラインでのメディア取材に応じ、開幕からリーグ4連敗、公式戦6連敗を喫した現状と今後について語った。
リーグ再開後3試合連続フル出場したセンターバックはまず厳しい表情で、「今日勝ってキッカケにしたかったですが、結果が伴わなかった。非常に悔しいですけれど、また1週間いい準備をして、切り替えていきたいと思います」と語った。
ゴールが決まらない――。これまでの公式戦で奪ったのは、オウンゴールの1点のみ。その状況は、守備陣にも相当な重圧を与えているようだ。
「やっていることは変わらず、それをやり続けることはできています。あとは点を取ること。それに今日はセットプレーからですが、失点をしないこと。そこに限ると思います。やれていることは続けてできているので、あとは自信を持っていきたいです」
クラブワーストとなるリーグ4連敗。そこがどうしてもクローズアップされてしまう。犬飼もその「結果」を受け止める。
「この結果でいてはダメなチーム。みんな危機感は持っているので、ただ下を向いていてはしょうがない。次勝つために、練習からやっていきたいと思います。ゴールもそうですが、勝つことが、自分たちのやっていることに間違いがないという一番の自信として得られると思います。『結果』だと思います」
そのように「結果」がまずほしいと強調していた。
とはいえ、クロスからのフィニッシュを狙う、現代サッカーでは効率が高いとは言えない攻撃がメインとなるザーゴスタイルが、本当に鹿島に合っているのか? 現在の選手の特長を引き出せているのか? そのスタイルで突き進むのか? その先に未来は開けてくるのか? いくつかの課題も浮かんでいる。
また、どのあたりまで共有意識を持つのか、「ファイナルサードでのプレー選択は、選手の判断に任せている」(ザーゴ監督)とアイデアを発揮することは、選手側に委ねられている。
鹿島は次節7月18日、一部の観客動員を再開させて、昨季王者の横浜F・マリノスとカシマスタジアムで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]