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【移籍】浦和が22年得点王チアゴ・サンタナを清水から獲得「他クラブからも誘いあったが、ベストな選択ができた」

チアゴ・サンタナ (C)SHIMIZU S-PULSE

エスパルスファミリーには「とても複雑な日」と感謝。

 J1リーグの浦和レッズは1月13日、清水エスパルスに所属していたブラジル人FWチアゴ・サンタナ (Thiago SANTANA)を獲得したと発表した。

 サンタナは1993年2月4日生まれ、184センチ・80キロ。2023シーズンは、J2リーグ38試合・12得点、ルヴァンカップ2試合・1得点を記録。これまでの通算成績は、J1リーグ64試合・27得点、J2リーグ38試合・12得点、ルヴァンカップ7試合・2得点、天皇杯3試合・2得点。2022シーズンのJ1リーグ得点王。

 チアゴ・サンタナはレッズサポーターへ、次のように決意を示している。

「浦和レッズの皆さま、清水エスパルスから移籍してきましたチアゴ・サンタナです。私はこの偉大なクラブの一員になることに、大きな喜びと誇りを持っています。

 早く新しいチームメートと共に練習がしたい気持ちですごくモチベーションが上がっています。それだけではなく、浦和レッズサポーターとのファーストコンタクトが楽しみです。

 オフシーズン中に他のクラブからもお誘いをいただきましたが、浦和レッズからのお誘いを受けたとき、ステップアップすることを決心し、迷いはありませんでした。ベストな選択ができたことに間違いありません。

 クラブの目標を成し遂げるために、これまで日本人から教えていただいた通り、ハードに練習をし、日々の努力と献身的な取組みを約束します。みんなで力を合わせれば、2024シーズンが浦和レッズにとって最高のシーズンになると確信しています。共に闘い、共に歩み、共に祝福しましょう」

 次のように清水サポーターへ感謝を伝えている。

「清水エスパルスに関わる方々、チームメイト、そしてサポーターの皆様、今日は私にとってとても複雑な日です。私のプロキャリアにおいて、新たな挑戦をする決意とお別れの挨拶をしたいと思います。

 3年前、この素晴らしい国にある清水エスパルスは、私に扉を開いてくれたクラブです。私が日本に着いたその日から、皆さんがとてつもなくスペシャルだったことを覚えています。

 当時はパンデミックの時期だったため、私は妻と子供をブラジルに残して、1年間エスパルスのために戦い続けました。その苦境を乗り越えられたのは、来日した日からクラブのプロフェッショナルな姿勢や熱狂的なサポーター、エスパルスファミリー全員に歓迎されたからに他ならないです。

 本当に皆さんにハグされた感じでした。2021年当時のそれは、家族の不在を感じさせないくらい温かいものでした。

 その後、私の妻と長女、長男が来日しましたが、皆さまからとても歓迎されて家族が一つになりました。日本、静岡、清水の文化、伝統、歴史について、愛と優しさをもって教えてくれたことに感謝しています。エスパルスで戦った3シーズンで残せた結果は43ゴール、2022年にはJ1リーグ得点王、113試合に出場し、皆さんに喜んでいただけるよう全力を尽くしてきました。

 人生において悲しい瞬間もあるように、残念ながらチームはJ2に降格してしまいましたが、近い将来に必ずエスパルスはいるべき場所で、ふさわしい輝きを取り戻すと信じています。

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 静岡市民、静岡県民、そして日本の皆様と一緒に過ごせた全ての時間にあらためて感謝します。この場は『さようなら』ではなく、『また近々会いましょう』だと心の中で感じています。クラブと皆さま一人ひとりの成功をこれからも応援しています。Um forte abraço!」

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