【浦和】橋岡大樹がプロ3年目の決意「チームの中心となって飛躍したい」。無観客試合には…
浦和の橋岡大樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
1年延期の東京オリンピックには、「さらに成長できると前向きに捉えています」。
J1リーグ浦和レッズの日本代表DF橋岡大樹が5月23日、ビデオ会議システムによるオンラインでの取材に応じた。Jリーグは現在、新型コロナウイルスの影響によって中断しているものの、首都圏の緊急事態宣言が解除された場合、6月下旬や7月上旬にも再開する目処が立ったことを受けて、改めて2020シーズンに向けた決意や抱負を語った。
22日にJリーグの村井満チェアマンが示した再開に向けた前向きな見解を受けて、橋岡は「僕たちもできる限り早く試合がしたい。無観客試合かもしれないという話が出ていますが、無観客だとしても、すぐにでもサッカーがしたいというのが正直な気持ちです」と率直な思いを語った。もちろん、サポーターの前でプレーしたい。とはいえ、現在の感染防止が優先される状況も理解している。何より「とにかくサッカーがしたい。このむしゃくしゃした気持ちをぶつけたいです」と、ふつふつと沸き立つ思いを口にした。
また、橋岡も代表候補の一人だった東京オリンピックは、1年の延期が決まった。ただし5月17日に21歳の誕生日を迎えた浦和の27番は、その状況をむしろ前向きに捉えようとしていた。
「1年延期になったことで、また成長できると思いました。周りからは『ちょと残念だね』と言われましたけれど、むしろ、さらに成長した姿を見せられるので、僕はポジティブに捉えています」
そして、浦和ではプロ3年目を迎える。橋岡は多くの先輩たちに可愛がられてきたが、今季、チームの中心になるという決意を示す。
「まずチームの中心になることが目標です。中心となって飛躍したい。これまでは年下ということもあって助けてもらっている部分も多く、先輩におんぶしてもらっている感じでした。しかし、自立してチームを引っ張るぐらいの気持ちでなければいけない。僕が引っ張っていきたいです」
そのように“浦和の中心”になっていくという思いを口にした。
もちろん、まずはタレントが揃う最終ラインの熾烈なポジション争いが待っている。そこで揉まれながら、橋岡が2020シーズンのチャレンジをリスタートさせる。
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[文:サカノワ編集グループ]