×

【浦和】山中亮輔が挙げた課題「決定機の数が圧倒的に少ない」

浦和の山中亮輔(2020年2月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「単発で終わってしまうことが多かったのは、もったいなかった」

[J1 2節] 鳥栖 2-0 浦和/2021年3月6日/駅前不動産スタジアム

 J1リーグ2節、浦和レッズはサガン鳥栖に0-2で敗れた。リーグ戦はこれで1分1敗。浦和のDF山中亮輔が試合後のオンラインによる取材に応じて、チームと自身のパフォーマンスや課題について語った。

 山中は思うようにチームとして主導権を握れなかった展開に、「難しい試合になり、もっとボールを保持して押し込んでいくサッカーを展開できれば良かったです。風の影響もあり、なかなか前へ運べず、相手も3枚や2枚など後ろの枚数を変えながら(ボールを)回してきて、すごく厄介だなと思っていました」と振り返った。

 そのうえで、次のように課題を挙げた。

「決定機の数が圧倒的に少なく、決め切らないといけない場面をもっと増やさないと、ゴールは生まれてこないと思いますし、押し込んだところでのアイデアや崩しの部分でもう少し合わせないといけない。真剣に決定機の数を意識しなければと思います」

 鳥栖が試合中に起こす変化にやや戸惑いを見せた。浦和としては逆に、相手を困惑させる時間帯を作り出したり、主導権を握るような変化を付けたりできなかった。

「ビルドアップのところで、もう少し人をかけても良かったかなと思います。相手が5枚気味で守ってきて、ウイングバックがだいぶ出てきていたので、そこの背後を狙っていこうという話をしていましたが、なかなかつながらなかった印象です」

「カウンターを仕掛けた時、もう少し、敵陣でサッカーができるようになっていければ。ゲームコントロールのところで、押し込んだ時間を作れれば良かったですが、単発で終わってしまうことが多かったのは、もったいなかったです」

 ある意味、開幕戦以上に、いくつものテーマを突き付けられた。それも今は一つの収穫と言える。とはいえ期待に応える結果を残せなかっただけに、山中は悔しさを噛み締めていた。

注目記事:【鳥栖2-0浦和】“矛VS矛”の駆け引き。明本考浩投入で、金明輝監督は本田風智に懸けた

[文:塚越始]

Ads

Ads