【移籍情報】宮本恒靖流補強! 山口の小野瀬康介がG大阪に加入
山口からG大阪への移籍が決まった小野瀬。今季はJ2で8ゴールを決めていた。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今季J2で25試合8ゴールを記録。
レノファ山口の小野瀬康介が7月31日、ガンバ大阪に完全移籍で加入することが両クラブから発表された。25歳のサイドアタッカーで、今季はJ2で25試合10ゴールを決めていた。宮本恒靖新監督の就任後、第一弾の補強だ。
小野瀬は1993年4月22日生まれの25 歳、東京都出身。ポジションはMF。176センチ、65キロ。右利き。血液型はA型。これまでのキャリアは、ミッキーSC―横浜FCジュニアユース―横浜FCユース―横浜FC(2011年から16年)―レノファ山口(17年~)。
今季は25試合10得点、J2通算192試合26ゴールを決めていた。
小野瀬はG大阪のファンとサポーターへ次のようにコメントしている。
「レノファ山口から加入した小野瀬康介です。ガンバ大阪の一員になれたことをとても嬉しく思います。チームの勝利に少しでも貢献できるよう全力で頑張ります。応援よろしくお願いします」
またレノファ山口のファンとサポーターに向けて、次のように感謝している。
「このたびガンバ大阪への移籍を決断いたしました。このようなタイミングにもかかわらず送り出してくれた霜さん(霜田正浩監督)をはじめスタッフの皆さん、チームメイトのみんなには感謝しています。そして、サポーターや山口県の皆さま、無愛想で生意気だった僕にいつも暖かい声援をありがとうございました。皆さまの声援があったからこそ、苦しいときも最後まで諦めずに頑張ることができました。山口のサポーターの皆さまとこれからもJ1昇格に向けて一緒に戦いたい気持ちもありとても悩みましたが、新たな環境でチャレンジすることを選びました、一年半という短い間でしたが本当にありがとうございました!」
今回の移籍についての山口の河村孝社長のコメントは次の通り。
「ファン、サポーターのみなさま、いつもレノファ山口への応援ありがとうございます。
このたび、小野瀬選手がガンバ大阪に移籍することとなりました。昨シーズン、そして今シーズンの多くの勝利に貢献してくれたことに感謝しています。クラブとしても、ガンバ大阪という歴史あるクラブから必要とされる選手が出てきてくれたことは大変嬉しく思います。本人の意思を尊重し、送り出すことにいたしました。これからは、レノファ山口でともに戦った仲間として、彼の新しいチャレンジを応援したいと思います。ここからリーグ戦も大事な試合が続いていきます。霜田監督のもと、スタッフ・選手・そして山口県のみなさまとオール山口で、より強く団結し、一戦一戦ともに戦っていければと思いますので、より一層のご支援ご声援をよろしくお願いいたします」
山口の霜田監督のコメントは次の通り。
「ファン、サポーターのみなさま、いつもレノファ山口への応援ありがとうございます。
今回の発表にありますように、康介の移籍が決定しました。昨年末、僕は全ての選手と約束をしました。勝負事に絶対はありませんが、必ず選手個人が成長できるような環境を作り、そこに全力を尽くす、と。この半年、選手たちは大きな成長を見せてくれ、やはり個人の成長なくしてチーム強化なし、という事を実感しています。そして選手たちの中でもひときわ康介は、大きく飛躍成長した選手の一人です。現在この順位で、明確な目標を持ってシーズンを戦えるのも、彼が決めてくれたゴールやアシストがあってこそです。だからこそ、康介の今までの活躍に感謝し、次のステップアップを心から応援したいと思っています。
ガンバ大阪のようなビッククラブに評価され、必要とされ、J1の舞台で戦う康介をこれからも見守り、応援し続けたいと思います。ただそれでも僕らは諦めません。雨が降ろうと風が吹こうと、頂上目指して登り続けるだけです。選手を育てながらチームを強化していくというチャレンジも続けます。時間や予算は限られていますが、今後の選手の成長を促していけるような、競争原理に則った補強も考えていきたい、と思っています。サポーターの皆さんにも、いろいろな思いがあるでしょう。でもレノファ山口の勝利が一番です。そのためにスタッフ、選手一同、ここからまた一段ギアを上げて頑張っていきますので、ぜひ最後まで一緒に戦ってください。今後も皆さんと喜びを分かち合えるよう頑張りますので、一層のご支援ご声援をよろしくお願いします」
文:サカノワ編集グループ