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【鳥栖2-3京都】VAR見逃さず! 残り1分、アピアタウィアが中指立ててレッドカード、サガン2ゴールで大逆転勝利

(C)SAKANOWA

曺貴裁監督「『普段』が出るもの。やってはいけないことだった」。

[J1 29節] 鳥栖 3-2 京都/2023年9月30日19:04/駅前不動産スタジアム

 J1リーグ29節、サガン鳥栖-京都サンガF.C.戦で衝撃の大逆転劇が起きた。後半アディショナルタイムの残り1分、京都のアピアタウィア久が相手ベンチに中指を立てたのをVARが確認し、主審からレッドカードを提示されて退場処分となる。すると1-2とリードされていたホームチームがそこからアディショナルタイム(AT)に2ゴールを奪い、大逆転勝利を収めてみせた。

 鳥栖が1-2とリードされて迎えた90+5分、目安では残り1分という時間帯、VARの介入を経て、主審がOFRでチェック。アピアタウィアが何かを言った鳥栖ベンチに対して中指を立てたのを、VARは見逃さなかった。この行為に対し、主審はレッドカードを提示し、アピアタウィアは退場処分となった。

 するとこのあと数的優位に立った鳥栖が90+9分に原田亘、そして90+11分にファン・ソッコが決めて、大逆転勝利を収めてみせたのだ。これで鳥栖は実に9試合ぶりの勝点3を獲得した。

 鳥栖の川井健太監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「こういったメンタリティこそ鳥栖の選手たちの武器。本当に素晴らしいと思います」と少し興奮気味に語った。

 一方、京都の曺貴裁監督は次のように悔しそうに語った。

「勝ち筋が見えていただけに、まだまだ俺が甘いと思います。いろんなことを想像をして采配をしますが、今日のレッドカードはそういった想像の域を超えてたいものでした。しかしそれは『普段』が出ると思うので、決して促しているわけではありませんが、監督は俺で、やってはいけないことでした。残り5試合、今日の出来事を忘れてはいけないと思います」

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 マッチコミッショナーの聴取に対し、鳥栖ベンチからの言動などについて、アピアタウィアがどのような説明をするのか。また、リーグからはどのような処分が下されるのか。残り5試合、京都にとってはいろいろな面で、厳しい1敗となった。

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