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「どの国も審判とVARが主役に」世紀の誤審、グアルディオラ監督がリバプールを擁護「そしてアカデミー賞は…」

リバプールのクロップ監督(左)、マンチェスター・シティのグアルディオラ監督。(Photo by Mike Hewitt/Getty Images) ***RIGHT IMAGE*** MANCHESTER, ENGLAND - APRIL 05: Pep Guardiola, Manager of Manchester City looks on during the UEFA Champions League Quarter Final Leg One match between Manchester City and Atletico Madrid at City of Manchester Stadium on April 05, 2022 in Manchester, England. (Photo by Michael Regan/Getty Images)

「もっと謙虚に、選手たちにやるべきことをやらせれば、彼ら(審判団)は良くなるだろう」

[プレミアリーグ 7節] トッテナム 2-1 リバプール/2023年10月1日1:30(現地17:30)/トッテナム・ホットスパー・スタジアム

 イングランド・プレミアリーグ7節、トッテナム・ホットスパーFCが後半アディショナルタイムのオウンゴールで2-1として、2人退場者を出したリバプールFCとの無敗対決を制した。

 ルイス・ディアスが背後を突いて決めたゴールが当初、オフサイドと判定された。しかしVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックにより明らかに「オンサイド」で、ノーファウルであることが分かるオフサイドラインチェック(2Dで完了)の映像も世界中に中継された。

 ところが、VARが「パーフェクト(=間違いなく/オンサイド)」と伝えたのを、主審は当初判定された通りの「オフサイドで問題ない」と誤って認識。そのままプレーを再開させてしまい、まさかの伝達ミスにより、ディアスのゴールは認められなかった。

 PGMOL(イングランドのプロサッカー審判協会)は「重大な人的ミスがあった」とこの誤審を認めた。

 この問題は、プレミアリーグ全体(あるいは世界中)に波紋を広げている。

『フットボール・トランスファー』によると、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督はこの件について、「彼らは一番の担い手が選手とゲームそのものにあるシステムを改めて見つけなければならない。プレミアリーグだけでなく、どの国でも審判とVARが主役だ。『そしてオスカー(アカデミー賞)は…』(映画のタイトル)だ」と指摘し、次のように続けている。

「彼ら(審判)は一歩退かなければいけない。もっと謙虚に、選手たちにやるべきことをやらせれば、彼らは良くなるだろう」

 そしてスペイン人指揮官は「何よりリバプールがどれほど動揺しているのか、そこは理解できる。誰もが自分が間違いを犯したことを知っていて、リバプールがその大きな結果を被った。別のクラブがそうなる可能性もあり、審判団の責任者が何をすべきか決めるはずで、私たちはそれに従うつもりだ」と、ライバルチームのことを慮っていた。

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 大誤審が起きる場合、今回のように、普段ではあり得ない“うっかりミス”がいくつか重なった時にほとんど起きている。ただ、主審が勘違いと見せかけてVARの判断を意図的に解釈できてしまう可能性があると、八百長などにもつながりかねず、今後さらに議論を呼びそうだ。