「僕にとって、すごく良いこと」上田綺世がフェイエ同僚ヒメネスの大活躍について語る│サッカー日本代表
日本代表の上田綺世。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「代表でも、チームでもアピールし、毎試合が大事な試合だと臨んでいきたい」
[MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023] 日本代表 – カナダ代表/2023年10月13日19:35/デンカビッグスワンスタジアム
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が10月13日、国際親善試合「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023」でカナダ代表とデンカビッグスワンスタジアムで対戦する。
フェイエノールトに所属するFW上田綺世が10月11日、練習後の取材に応じて、自身のコンディション、新天地での現在地などについて語った。
上田自身はUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のアトレチコ・マドリード戦で、持ち味である鋭い飛び出しからほぼ得点といえるオウンゴールをもたらした。ただし試合は2-3で敗れた。
「もっと長い時間プレーしたかったですし、もっとチャンスメイクして、チームを勝たせられたらフォワードとして良かったのかなと思います。チャンピオンズリーグを経験し、また新しい自分の中での土台ができたのかなと思います。あとはチームで試合に出なければいけないし、もっともっと成長しなければいけないです」
上田はそう語る。
フェイエのチームメイトである22歳のメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスは昨季15ゴールを記録。今季はなんと8試合を終えた時点ですでに12ゴールを決めている。
上田は1トップのレギュラーポジションを掴めずにいるわけだが、ただしヒメネスの存在について、自分自身にプラスに働いていると頷く。
「自分のライバルが活躍していることが、僕にとっては、すごく良いことだと思っています。彼から吸収できることはまだまだあるし、フェイエノールトのストライカーとしても、いちストライカーとしても、彼の優れている部分はいっぱいあります。そういうところを見て学べるのは、すごく僕にとって、いい刺激になっています」
むしろヒメネスがいることで上田もより高みへ向かうことができていると感じている。
そのうえで、日本代表でも存在感が増しつつある25歳のストライカーは、やはり「結果」にもこだわる。
「チームで自分なりにいろいろ考えながらプレーしています。自分の武器をどのように見せようかなと、常に考えながらプレーしています。成長している手応えはもちろんあります。自信もさらに付けていけると思います。そのためには、結果……数字は勝ち取っていかなければいけないし、そこは必要不可欠だと感じています」
また、日本代表では9月シリーズのドイツ代表戦でゴールを記録。そこで負傷したため、復帰まで数週間の離脱を余儀なくされた。
「(今も)ケガ明けであるし、自分のチームでも出場機会は今多くないので、精一杯できることを出すことは変わりません。常に代表でも、チームでもアピールしないと、このキャリアを進められないと思うので、毎試合が大事な試合だと臨んでいきたいです」
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ゴールと勝利――。上田が渇望するターゲットだ。
日本代表は13日に新潟でカナダ代表、そして17日に神戸でチュニジア代表と対戦する。